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企業を取りまくステークホルダーが多様化するなかで、参考になる意見でした。
銀行にとって付き合いにくい社長とは?

「勉強し過ぎて決められない社長」に振り回される会社を、私はたくさん見てきました。“慌て者”も困りますが、“決めない社長”は付き合いにくいのです。
ベンチャー企業の多くは、わからない世界で戦っています。勉強し過ぎるくらいなら、失敗を積み重ねる方が、本当の意味での勉強ができます。
幹部社員とお会いすると、たまに、「ウチの社長は、銀行の支店長と会うのが(得るところがないから)嫌いなんです」と告げられることがあります。しかし、私は経験から、これが多くの場合、ウソであることを知っています。
実際の話かどうかは微妙な感じがしますが、自分の損得だけで社長を引き合いに出し、悪い印象を与えるのは、人間の弱さであり、本当の「組織人」とは逆の感じがします。確かに、昔の大番頭は、悪いことは全て自分のこととして背負っていました。
幹部社員がトップと違う視点を持ち始め、そのズレを放っておくと、取り返しがつかないことになってしまいます。幹部がズレ始めていないか、身近な第三者でもある銀行の担当者にぜひ聞いて下さい。
中小企業の社員以上に、銀行員は組織人です。一銭の得にもならないアドバイスを「身近な第三者」として、本当にやってくれるのかどうかは寡聞にしてよく分かりません。企業のことを真剣に思っている銀行員の方もたくさんいらっしゃると思いますが、晴れた日にしか傘を貸さない銀行員に頼っている会社は、非常に危険な状態にあるということだと思います。
tsuji2005

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辻 俊彦

辻 俊彦

ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

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