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亀田大毅さんの試合に関して、バッシングが激しく続いています。反則行為に関しては問題だと思いますが、1RKOというわけでもなく、判定に持ち込んだスタミナ・精神力は、それはそれで評価できる部分もあると思いました。18歳という年齢から考えても、将来有望だと思います。チャンピオンの内藤さん(33歳)の18歳当時と比べて考えれば、将来性については明白なことだと思います。

対戦前は、史上最年少の世界チャンピオン誕生か、と騒がれた訳ですから、敗れても恥じるところは全くないと思います。確かに、以前は実力がよく分からない選手に対し圧倒的な勝利を収め、派手なパフォーマンスで視聴率を獲得したのも事実ですが、そういうお膳立ては本人の意思とは関係のないところで行われたことでしょう。現在行われているバッシングの少なくとも一部は、煽られた反動でのガッカリ感を埋め合わせるものとして、亀田一家の悪材料を論っているものと思われます。いづれにしても、前途有望な日本の若者を温かい目で見守りたい、と思います。もし何か責められるべきとすれば、過剰な期待感を煽ったメディアや彼をマネジしているジムやプロダクションだと思います。

他方、ハニカミ王子こと、石川遼さんは、日本オープンで一打及ばず予選落ちでしたが、過去日本オープン4回優勝(歴代3位)の中島プロや昨年賞金ランキング2位の谷原プロと同じ組で回ったなかでの健闘を称えられています。亀田大毅さんとの違いは、単なるプロとアマとの違いというよりは、競技が背負う曖昧さによっている感じがします。

相撲やプロレスやボクシングは、意思を持つ人間との対戦なので、八百長を初めとして、いろんな憶測が可能です。それに対して、ゴルフ(ストロークプレー)は、ゴルフコースやパーとの戦いとも言われ、モノとの対戦である分、曖昧な部分がより少ないかなと思います。流言の量は曖昧さに依存するので、1対1のガチンコ勝負であるボクシングは、いろいろと話題にしやすい、ということだと思います。ちなみに、野球やサッカーなどチームプレーは、プレーしている個人がバッシングされるよりは、指揮官である人がバッシングされやすい、という感じがしています。

当然のことながら、インタビューの受け答えや外見などもヒール化するかどうかに大きな影響を与えるとは思います。

亀田家の次男を批判してもしょうがない気がする。
(追記)
JBCの処分が決定したようです。
亀田大毅にライセンス停止1年間 JBCが処分決定

tsuji2005

TVや新聞という旧来型のマスメディアのオタクや2ちゃんねらーの取り上げ方が問題になっています。サプライヤー寄りのマスメディアとユーザとの乖離を象徴する出来事として見ることもできると思います。ユーザと離れてしまったマスメディアは、理解できない新しいユーザ(オタクや2ちゃねらー)を「おもしろおかしく取り上げる」ことや「薄気味悪い」としか感じることができないようです。理解できないものは、変な奴らだ、とすることで、自らの価値観や信条を守る姿勢とも見ることができます。将来メジャーになりうる新しいユーザを薄気味悪いと感じていると、マスメディアは墓穴を掘ることになりますが、その自覚はないようです。

TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ
「TBS系列で10月14日昼に放送された「アッコにおまかせ」で、歌声制作ソフト「初音ミク」を紹介した特集に対し、放送直後からネット上で批判が相次いでいる。結果的に同ソフトが「単なるオタクのおもちゃという扱い」と失望する声や、「ソフト自体とは無関係な『オタク』をおもしろおかしく取り上げるテレビの印象操作にはうんざり」といった声が多い。」
初音ミクに関しては、松尾さんのエントリーにもある通り、マスメディアでは殆ど取り上げられていません。いわゆるサブカルチャー的なものに強かった週刊プレーボーイだけが取り上げていることも象徴的です。そういうなか、TBSが取り上げたことはチャレンジだった訳ですが、理解できないものとして扱いユーザからの批判を浴びています。

2ちゃんねらー「薄気味悪い」 神戸新聞不思議なネット感覚
「 2ちゃんねらーの死者追悼は、軽い、ゲーム感覚、おまけに薄気味悪い。これだけ言われて黙っていられない「ねらー」は多かったようだ。神戸新聞が2007年10月11日のコラムで述べた感想を巡って、2ちゃんねるが祭り状態になっている。」
麻生太郎氏の応援でもあったことですが、2ちゃんねるの呼びかけで起こる集団行動に対しては、否定的評価がなされます。理解できないものには、薄気味悪いとして蓋をしがちです。それに対して、「役人がいうなら分かるが、それが政治家となるとチイと困る」と発言した麻生氏の卓見は高く評価できると思います。

もともとは新しい個人の集団を代弁していたマスメディアは、変化しているユーザを現場で感じていないと、役人同様の前例墨守に陥りやすくなってしまいます。理解できないものこそ歓迎する、という姿勢こそが、唯我独尊に陥らずユーザの支持を受け続ける姿勢なのだと思います。

(追記)
GIGAZINEで、いいまとめ記事が出ました。
「アッコにおまかせ」の初音ミク特集があまりにもひどくて大騒ぎに
(追記2)
取材を受けた初音ミク側のコメントも出ました。
「初音ミク」制作・販売会社、伊藤社長のお詫び
(追記3)
TBSまた「印象操作報道」疑惑 「事前の打ち合わせと全然違う」(J-CASTニュース)

tsuji2005

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辻 俊彦

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ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

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