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どこかで見たことがあるようなタイトルだと思われる方は、おそらく白川さんのファンだと思います。(笑)

 
12月1日から、大学三年生の就職活動が本格化しました。いくつかの就職情報サイトが落ちてしまったのはパフォーマンスチューニングがショボいからなのですが、それにしても一斉に動き始めたということなのでしょう。何事も一生懸命になることはいいことだと思います。
 
僕が就活生にいつも言うことは、企業にとって採用は目的ではない、ということです。採用し、企業によっては教育し、会社に貢献する人間に育て上げることで、自社に役立ってもらうことなのですね。それは売り上げであることが多いですが、それ以外にも貢献してもらうことが目的なのですよね。だから、当然のように「採用」はプロセスに過ぎないわけです。つまり、就活生にとって「就職」は決してゴールではないのです。
 
しかし、就職情報サイトを見ると、あるいは就職あっせん企業の説明会に参加していると、就職がゴールのように感じられてきます。それは、就職情報サイトや就職あっせん企業は、就職させてナンボだから。当たり前のことですが、それをビジネスにしているのですから、それを鵜呑みにしてはいけないわけです。そしてそれは、悪いことでもなんでもなく、そういうものなのですね。当たり前ですけど。
 
最近では、新卒といえど即戦力を求める、という話が出てきます。特にベンチャー企業の中には、新卒で年収1,500万円なんて企業もあったりして、当然1,500万円も貰って「勉強します」とか「教えてもらっていません」なんてのはナシです。入社前から貢献出来るくらいの、実力とパフォーマンスが求められます。
では、実際にそういうことは可能なのでしょうか。即戦力という期待に応えられる学生って実在するのでしょうか。
 
僕は、僕たちの時代よりは大勢いると考えています。もちろん、技術力とか企画力とか、実践経験がない人には厳しい話もありますが、必ずしもそこだけではありません。僕は「やる気」とか「積極性」など、本人の姿勢に依存するものが大きいと考えています。
 
これは若い人だけではないのですが、どんな素晴らしい職場にいても、どこか対岸から釣り糸を垂れているような姿勢の人っていますよね。本気で入り込んでこないというか、むしろいつで逃げられるような感じ。鮎釣りのように、川に入ってくるなんてことはなく、橋の上からだけ。しかし、自ら川に入ってこないので、肝心のポイントには辿り着けず、釣果は上がらない。だから、つまらない。こんな姿勢では、いつまで経っても仕事が面白くなるはずもなく。
 
当社でも新卒を募集してはいますが、そういう意味で即戦力募集に切り替えることにしました。姿勢を見る、ということです。当社の社員はみんな前のめり。そんな中に、対岸にしかいないような社員は、新卒といえども要りませんので。
これからはもっと、即戦力を求める企業は増えてくると思います。その時にどう臨むか。就職をゴールにしてしまうと、見誤るだろうな、と感じた週末です。
kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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