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昨日は、東京電機大学の北千住校で、日本セキュリティ・マネジメント学会の学術講演会で講演させていただく、という、光栄な機会をいただきました。参加者の皆さまも、セキュリティのプロフェッショナルが多い中で、僕がお話することに違和感満載だったのですが、僕なりの視点を当社の事例を踏まえてお話させていただきました。
 
ついこの間まで名簿屋が普通にまかり通っていた日本ですが、急激な情報に対する動きの変化がある中で「それはGoogleに全部持っていかれる」という言い方をする方がいらっしゃいます。この言葉には、すごく違和感があります。当社もGoogleAppsを使っていますが、特段困ったことはありません。Gmailでは広告が出る仕組みだったと思いますが、GoogleAppsでは広告は表示されません。ま、表示されても僕は困るわけではありませんが。
 
昨日は、Google翻訳さえ使わない、という企業があるという事例をご紹介いただいた参加者の方がいらっしゃいましたが、正直申し上げて「へえ、そうですか」という程度です。便利なら使えばいいし、自社、自分たちにとって不都合があるのならやめればいいのだと思います。僕が気になるのは、「何がリスクかがわからないけど、 なんとなく不安だから」というようなケースが多いことですね。分からないことが分からない、というような。そこは企業人として、きちんと整理しておかないと、次も、その次もモヤモヤしたまま放置することになってしまいます。個人的にアンチになるのは勝手ですが、それを企業として実行することが正しいのか、というと別に整理するべきではないか、と僕は思うのです。
 
こういう話をすると、中には「大木さんはGoogleと親しいから」とか仰有る方がいて困るのですが、確かにGoogleにお知り合いはいますし、Googleさんのオフィスにも何度かお邪魔していますが、だから贔屓にするとかしないとか、そんなレベルの話ではないと思います。そうではなく、どういうリスクが自社にとって問題なのか、あるいは他社でリスクだと言われていることでも、自社ではリスクにならない、ということも少なくないと思います。そこを右へならえで妄信的に導入してしまうことのほうが、むしろ利便性を奪ったり、あるいは逆にリスクになってしまう可能性さえ秘めていますよね。本来は個社ごとに要件は違うはずだと思うのですが。
 
我々は企業を運営しているのであり、その企業は顧客にサービスあるいは商品を提供し、健全に収益を得ることを目的としているはずです。決して、国防総省なみのセキュリティにすることが目的ではないはず?少なくとも当社はそうです。
 
あくまで僕の意見ですので、皆さまのご意見も伺えればうれしいです。よろしくお願いいたします。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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