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 小俣さんが書かれたブログに、社員の種田さんが反応されているのが興味深いです。種田さんは僕も存じ上げているのですが、とても「いいやつ」なんです。(笑)歳不相応と言ってもいいのかも知れませんが、きちんと自分の意見を持っている。一方で、そうはありながらも独りよがりではなく、後輩の面倒を見ている(気がする)のですよね。(後輩と一緒にいらっしゃった場面でそう感じました)

 今回僕は、小俣さんの文章をしっかり読んでいる、ということに反応しました。実は、世間では「社長の文章」「社長の意見」をしっかり読んでいない、聞いていない社員の方が少なくないように感じています。まあ、大手企業でオーナー企業ではない場合はそれでもいいのかも知れませんが、我々のような中小、零細を含む「ベンチャー企業」では、ちょっと違うと思うのですよね。

 以前から読ませていただいているのが、サイバーエージェントの藤田晋社長のブログです。いろいろなことについて書いておられるのですが、時折社員に向かって書いておられるのが分かります。社員に読んでほしい、昨日のあの件は、こういう意図なんだよ、ということが感じられるのですね。これは、愛読されている方の多くが感じておられるところだと思います。

 一方で、ソフトバンクの孫正義社長は、ツイッターを「外脳」と称して活用しておられていましたが、社外の知識・智慧を得られるツールだと仰有っておられますが、自身も多くの情報を発信しておられます。(社内でもツイッターを活用するように、ということだったようですが、現在はどうなんでしょうか)

 話を戻しますと、企業において、社長、あるいは経営層の考えをリアルタイムに知ることは困難だと考えています。取締役会に出席するとか、日々社長と同行している社員がいるとすれば別でしょうが、そんな社員の方ばかりではないですよね。

 僕は前職で、取締役ではないポジションのとき、社を見ている立場から取締役会に参加させていただく機会が多くありました。管理本部長、事務局長などなど。おかげさまで、経営層の皆さんがどんなことを考えており、自社が次に打つ手を知ることができ、自分自身もどうしておくべきかを察知できる機会を与えていただきました。

 僕自身も、話せる範囲ではありますが、部下にその情報をできるだけ早く伝えるようにしていましたが、残念ながら僕を介している情報が、すべて正しいとは言いづらいように思います。また、スピード感も違うでしょう。さらに、取締役会経由の情報は、月に一回しかなかったので、次の月になると既に話題は進んでいたり、違う話が出ていることもあり得ます。

 社長のブログは、しかも頻繁に更新する社長であれば、それを読んでおくことで、社長がいま何を考えているのか、あるいは自社がどういう状況であるのかを知ることができる可能性があります。あくまで可能性ではありますが、社長の頭の中を垣間見ることができると思うんですよね。もちろん、「なあんだ」という内容の日もあるかも知れませんが、経営者の多くは「意見」や「考え」、あるいは「ビジネス」に関することを書いています。よって、無関係であることは少ないと思うのです。
 
 また、社長と近しい社員の方でも、社長が全てを話すことは少ないと思います。時間の都合もあったり。しかし、ブログなど社長の文章を読むことで、「あれはこういうことだったのか」ということもあると思うのですよね。

 ブログを書いている社長は、まだまだ日本ではごく一部だとは思います。だからこそ、ブログを書く社長は、頭の中を見せてくれやすいと考えています。だから、見る価値があると思うのですが、みなさんはどのようにお考えになるでしょうか。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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