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松井さんがノマドワーキングに関するブログを書いておられるので、これは脊髄反射をしてしまいます。そもそもノマドって遊牧民なので、「お前は遊牧民か」という突っ込みはさておき。
近著は社員が出社しなくても仕事が止まらない会社のつくりかた
という、まさに「もっと全社的にノマドワーキングを推進しましょう」的な本を書いておきながら、当社は中央区にオフィスを構えています。「おいおい」と突っ込まれそうですが。
僕が考えるノマドワーキングは、「必要に応じて」なんですね。オフィスでできるならやればいいし、ただ出先で仕事せざるを得ないこともあり、また出先からそのまま違うところに向かう場合もある。営業部門の方はそういうケースが多いと思いますが、そういう仕事であれば、そのまま出先で仕事を済ませてしまえるといいな、というのが、僕が考えるノマドワーキングなんですね。
吉政さんのように、オフィスレスでやる方法もあると思います。ただ、それは「自己が確立されている大人」だけで構成されているんだろうな、と思います。当社のように若手がいると、不安に感じることも多いでしょうし、成果を確認する工程も必要です。と考えると、顔を合わせる場所が必要になってくるんですね。
あとは、日本では、オフィスがない会社を信用しない傾向があると思います。ま、ここは最近だいぶ変わってきたとは思いますが、まだまだクラシックな会社も多いですから。
当社の場合は「顔を合わせる」がメインの理由で、オフィスを構えています。そういう意味では、松井さんが書かれている「円滑なコミュニケーション」はとりやすいですね。結構、重要なところだとは思っています。
マイクロソフトの西脇さんが、エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100
という本を出されました。早速、翔泳社さんが送ってくださり、
書評を書け、という命令を 感想文を書けますかというお話しをいただいましたので、拝読しました。
冗談はさておき、まず読みやすい本です。「養成講座」なんてついていると、ものすごくハードルの高いものを想像してしまうのですが、西脇さんらしい文章で読みやすいのですよね。これって、西脇さんのプレゼンテーションそのものなのだと思います。
そして、本書の見所はたくさんある中で、あえて一つだけ大事なキーワードをピックアップさせていただきました。
「伝われば、成功。伝わらなければ、失敗」(14ページ)
西脇さんは、本書の後ろのほうにあるのですが、服装にも細かく気を遣ってらっしゃいます。細かいチェックやストライプのワイシャツやネクタイは、写真写りが悪い。つまり、細かい線がゆらゆらして見えるんですね。これって、テレビに出てくるコメンテーターなどでもありますよね。
しかし、どれだけ気を遣っても、伝わることがプレゼンテーション、相手が一人でも100人でもプレゼンテーションなのですよね。西脇さんがご自身のファン、そしてマイクロソフトのファンを増やしている理由が分かります。(分かると、すぐにできるは別ですが)
正直言って、こういうHow to本って「う〜ん」という本が多いのですが、非常に納得いく一冊でした。いや、褒めても何にもないんですけど。(笑)
少しでも、人前でプレゼンテーションする機会があるのであれば、読んでみられる価値があると思います。いや、相手が一人でもプレゼンテーションですから。
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