« 2011年6月21日

2011年6月22日の投稿

2011年6月23日 »

 今朝は、朝カフェ次世代研究会。今朝は、大手広告代理店にお勤めの永井さんがお話しをしてくださいました。(注:永井孝尚さんではありません)

 さすが広告代理店の方だなあと感じさせられる、説得力があり、理解しやすい資料だったのですが、いくつか感じたことを。
 
 ソーシャルメディアは、数年後にはなくなっている言葉かも知れない
 
 ソーシャルメディアという言葉を聞かない日はないのですが、例として仰有っていたのが「ブロードバンド」。2001年にYahoo!BBができ、今まで聞いたこともないADSLという言葉が一般化し、その年の新語・流行語大賞(トップテン)にブロードバンドがノミネートされ、孫社長が受賞したのを憶えています。
 現在は?というと、もうブロードバンドという言葉を使う人はいないですよね?でも、無くなったわけではなく、むしろ定着してしまっています。ADSL、FTTH、あるいはケーブルテレビ回線を使ったインターネットを使っている家庭は多いですよね。都内のオフィスビルでは、もうインターネットを引いていないビルってないんじゃないでしょうか。
 
 日本は、ハイコンテクスト文化
 
 永井さんが例として仰有っていたのが「わび、さび」、「粋」、「萌え」。萌えというと笑い声が聞こえましたが、これらは全て、日本(人)のハイコンテクスト文化だからこそ、ですね。なるほど。粋、鯔背、なんて、僕が好きなお祭りにはよく出てくる言葉ですが、明確な定義はないんですよね。「おめえ、粋じゃねえな」と言われても、粋の定義がない。でも、なんとなく、なんとなく、粋について共有されているわけです。
 服装。せっかく袢纏を着込んでいても、なんとなくだらしない格好。神輿を担いだあとには、もうよれよれの格好になっているわけですが、神輿から出たら直ぐに身なりを直す。いつも身なりを気にしているのが粋。
 酒。祭りになるとたくさん飲むのですが、飲まれちゃいけない。べろんべろんになて迷惑をかけるのは粋じゃない。
 お金。飲み食いをしても、人より多めにサッと払うくらいが粋。「一人3,600円です〜」って言われても、4,000円、できれば5,000円札をサッと払って立ち去るくらいが粋。
 
 わび、さびに至っては、もっと難しい。でも、なんとなく共有されていたり。こういうハイコンテクスト文化だからこそできることがあり、実現していることがあるわけですね。ソーシャルメディアを定義することが重要であるということではない、のですね。
 
 身の丈以上は、かえって身を滅ぼす?
 
 僕はよく、天野祐吉さんの言葉をお借りして「外見(そとみ)は中身の一番外側」と言うのですが、中にないものは何を使っても出てこないですし、仮に中にないものを見せると、かえって反発を招いてしまいます。
 これは、おせち事件が典型例かも知れませんね。21,000円のおせちを10,500円で買えたと喜んでいたら、さらに半額の5,000円でも買いたくないようなものが届いてしまった。さらに、おせちを作っていた現場の写真をアップしたスタッフがいて、さらに炎上。身の丈以上というべきか、そもそもできないことをやったのか。
 
 我々B2Bビジネスの場合には、B2Cよりも中身が分かりづらいことが多いです。だからこそ、ついつい身の丈以上のことを請け負ってしまい、結果的にトラブルになる例も少なからずあるようです。ソーシャルメディアとは直結しないところですが、自社にも学ぶべきところがあると実感しました。
 
 他にもいくつかメモを録らせていただきましたが、ソーシャルメディアを冷静に分析されたお話しで、興味深いものでした。ソーシャルメディアはツールであり、主語になるものもでもないな、と再認識した次第です。

kumaboo

« 2011年6月21日

2011年6月22日の投稿

2011年6月23日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
tooki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ