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 昨日、我々がお預かりしている絵本の、最後の配送について東北某所(ご本人の希望により伏せさせていただきます)の方と、電話でお話しをいたしました。

 その方ご自身が被災されたわけではないのですが、ご親族、ご友人を大勢亡くされ、今はたった一人でボランティアを続けておられています。
 
 関東、関西からも、続々とボランティアが現地に行かれています。ものすごく大変な作業を手伝ったり、医療、ITなど、得意分野でサポートする方々や、当社がお手伝いした中にも、弁護士会が震災後の対応について無料相談を受けておられる方々もいらっしゃり、頭が下がる思いです。
 
 一方で、その方からお伺いした例として、東北の自治体から自分たちの団体に向けて礼状を出せとか、自分たちが支援した物資が届けられるところを写真で送れ(自分たちの地元の新聞に取り上げてもらうらしく)、といったことで、現地在住のボランティアの方々の負荷を上げているようなケースも少なくないようです。
 
 もちろん、阪神の時と同様に他府県ナンバーの車は、ボランティアを装った泥棒もいるので用心されるそうですが、そういう悪意のある人たちは別として、悪意があるわけではないのだけれど、礼状、新聞掲載など、結果的に自分たちの満足度を高めるために向かっているケースも多いとか。これでは、せっかく行っても、喜んでもらえていないようです。むしろ、迷惑がられているケースも多いそうで。
 
 これって、一歩間違うと自分もやってしまいかねない。ブログに掲載したいから写真を送ってくれ、地元で自慢したいから礼状がほしい。僕は絶対やらない、とは言い切れない怖さを感じました。
 
 とはいえ、そういうことで困っている人たちがいらっしゃることを知ることができたので、ここから先は絶対にやらないつもりです。できることをできるだけやる。それを他人には強要しない。
 
 行かないと分からないことも多いようです。しかし、物事は0か100ではない。行かなくてもできることもあります。
 今朝、某所に書いたのですが、
 
 1.行かないと分からないことがある(多い)
 2.行かないと感じられないことがある
 3.行くと「何かしないと」という気になる
 4.行かないでも出来ることもある(これも少なくない)
 5.行っても、感謝状よこせとか、見返りを求める人、団体も多い
 6.行ったことで「俺たちすげえ」みたいな人たちも多い ということ。
 
で、自分なりの結論は、「現地に行っても、行かなくても、やる人はやるし、自己中心、自己満足的な人は、どこにいてもそれだけのこと」ということだと考えています。人がやるかどうかなんて関係なく、自分ができることに集中したいと再認識した次第です。(他人がやったことで、参考にできることはありますね)

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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