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 伊藤洋一さんのブログに書いてあった内容です。

木曜日の番組のゲストに、「ボランティアは、最低一週間、望ましくは2週間くらい続けて働ける人でないと」「だって、土日に来て頂いたってスケジュールが立てられないじゃないですか」と言われた

 たしかに、急に来られても困るんでしょうね。阪神大震災の時は、ボランティアと称して、倒壊した家から金品を盗む人がたくさんいました。今回は、登録しないといけない仕組みになっていたり、チームでボランティアに行く人が多いようです。ま、それでも泥棒はいるわけですが。

 
 泥棒は論外として、現地に役立つためには、現場を理解し、何をするのかを把握し、実行できるようになるには1週間、できれば2週間くらいはいないとね、というお話のようです。たしかにそうなんでしょうね。2、3日行ったくらいでは難しいのでしょうね。
 
 少し思ったのですが、こういう場合にすぐに役立てることを、普段から身につけておくことってできないものでしょうか。
 1999年9月21日に、台湾でマグニチュード7.3という大地震がありました。あの時は、神戸で被災した僕の友人たちが大勢ボランティアとして現地に赴きました。その中の一人は、偶然その前から台湾にいたのです。その際に彼らが見たのは、大学生や若い社会人がまるで軍隊のように連携を取り合い、物資を運んでいる姿でした。また、がれきをテキパキと避けながら、怪我をした人たちを助けている姿も何度も見たそうです。
 
 台湾では徴兵制度があります。そのため、軍隊のように、ではなく、軍隊として訓練を受けていたから出来たんですね。それを聴いて納得しました。
 
 日本では、別に軍隊や自衛隊といったものでなくても、どこかで災害時の動き方を身につける訓練をやらないかな、なんて思います。いくらやる気があっても、何をやっていいのか分からないようではもったいない。
 
 いいじゃんネットさんが、震災特別休暇を制定されたようですが、最低1週間ということになると、この5日間をまるまる使って、さらに土日を加えてギリギリです。2週間と言われてしまうと、これでも足りないことになってしまいます。
 
 せっかくやろうと思っても、そのことを身につけていない、知識がないということで、役に立てないのはもったいないな、と。うまく言えないのですが、避難訓練みたいな仕組みで、学生、そして少なくとも会社勤めしているくらいの年代までは、こういうときにはこうする、みたいなことを普通に身につけていることが出来たら、たとえ2、3日でも役立つことができますよね。そうすれば、もっと延べ数で人出を増やすことができるのに、なんて思います。ちょっとプロジェクトマネジメント的な考え過ぎますかね。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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