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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

震災特別休暇を社内制定。的確なボランティア情報もどうぞ。

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震災は4月に入り復興モードへと徐々にシフトしてきています。長期戦です。
そこで、昨日、下記のように社内アナウンスさせてもらした。

Subj: 震災特別休暇について(通知)

各位、

東北の震災に対するボランティア活動が活発化されてきました。
復興には長期的な、また、広範囲からの人の助けが必要です。
そこで、会社としては、震災特別休暇を制定しました。

5日間、有給で休暇を出します。ボランティア活動などに、
うまく業務を分担して、積極的に参加してください。

申請には通常の休暇依頼書に「震災特別休暇」と記載して提出
してください。

以上、よろしくお願いいたします。

坂本

制度の制定を受けて、早速現地に親戚がいるメンバーから18日からの一週間で申告がでました。『おばあちゃん見つかったって!岩手県下閉伊郡山田町から』の人です。会社がそういう制度を作ったことに、現地やご両親からお礼をいただきました。

他にも仕事をうまく回して、社内メンバーの現地入りをサポートができないか、いろいろと考えたいと思います。

昨日この情報をTwitter呟いたことで、関西の友人からは、今回のボランティアのための情報をまとめたメールをいただきました。以前『「ふるさと納税」という寄付方法もある。被災自治体を直接支援する!』を書くための情報をくれた人です。

的確にまとめてくれているので、そのまま引用させてもらいます。

以下引用==>

ボランティア休暇の件、Twitterで拝見しました。
阪神の時は、被災地域まで徒歩圏内でしたので
日帰りボランティアが可能でしたが、今回は被災地へ赴かれる場合それは
困難と思われます。

社内でも同じような活動を考えている者もおり、
『元被災者』の意見を求められたりします。

事前に知っておいた方がいい情報をちょっとまとめてみました。

★東京ボランティア・市民活動センター
基本ノウハウ、セミナーなんかもやってるみたいです。
都内でも後方支援の仕事はたくさんあるようですね。

http://www.tvac.or.jp/ 

★「できますゼッケン」
神戸の震災で生まれた知恵です。
「私は○○ができます」を第三者が視認するためのゼッケンです。

http://issueplusdesign.jp/dekimasu/

★株式会社危機管理教育研究所(国崎信江代表)
支援活動報告は今現地がどういう状況下を知る上で参考になります。

http://www.kunizakinobue.com/

★ボランティア活動に際して
水、食料品、寝袋は持参で、ゴミは持ち帰るのが大原則です。
神戸震災のボランティア活動では支援者のマナーが問題になりましたね。

一番難しいのが食料の選択
当たり前のことですが「満腹感より栄養補給」が重要になります。

被災地支援の時は、必須ビタミンとミネラルの栄養タブレットと
カロリーメイトの組み合わせなら作業しながらでも摂れますし、
ゴミも少なく(排せつも含め)、携行するにはいいと思います。

<==以上引用終わり

神戸の震災で被災を体験した方だけに、的確なアドバイスも含まれていると思います。「できますゼッケン」は、とてもいいアイディアですね。サイトからイメージを引用させてもらいます。

Photo

悲惨な状況をシェアする段階は終わり、復興という希望に向けて歩みだす段階です。
できることから着実に実施していきましょう。

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