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 昨年は多くの電子書籍を購入しました。自分が読めていない書籍の電子化も行ないましたが、ほとんどはiTunesStoreで購入したものです。残念ながらiBooksStoreには日本の書籍が並んでいないので、やむなくアプリケーションとして購入。おかげでiPhoneやiPadが電子書籍だらけ、になってしまっています。これは何とかしてほしい。<日本の出版業界の皆さま

 
 さて、iPhoneやiPad、kindleなどの電子書籍を見ることができる端末、あるいは電子書籍専用端末を持っている人は購入しますが、当たり前ながらうちの奥さんのように持っていない人、あるいはまだまだ電子書籍に関する知識のない人にはリーチできていません。つまり、アーリーアダプターの域から脱するところまでは行き着いていないという感じがしています。
 
 先日、米国で電子書籍が伸び悩んでいるというニュースを目にした気がしますが(すみません、ソースが分からなくなりました)、具体的な数字で紙の書籍と電子書籍の比較がされていなかったわけではなかったと思うので、まだ本当のところは分かりません。
 むしろ、日本経済新聞によると、「米調査会社のフォレスター・リサーチは9日までに、2010年の米国の電子書籍市場が前年比3.2倍の9億6600万ドル(約790億円)に達するとの予測をまとめた」とありました。2009年に比べて3.2倍ですから、2011年はさらに順調に伸びる傾向がある、ということなのでしょう。
 しかし、(言い古されたことですが)米国と日本の書籍に関する違いは、元々の大きさ、重さが米国では500g〜700gとiPad並みであり、価格も17ドル〜22ドルくらいが当たり前ということ。それに比べて日本では文庫本も普及していますし、価格も文庫本なら450円くらいから、ビジネス書でも2,000円を超えるものは極めて少ない、というところがあります。だから、同じように普及するとは考えにくい。
 
 ただ、iPadやGalaxy Tabのように、拡大して読むことが出来る、というのは年配の方や視力の弱い方には紙では実現できないところ。また、文面まで検索できるようにすることができるというのも、電子書籍ならではのことですよね。そして、これもiPadやGalaxy Tabのように、電子書籍機能だけではない端末であれば、PC代わりという使い方も可能ですよね。(全部置き換え、という意味ではなく)
 
 当社としては、これらの機能を企業がどう(セキュアに)導入できるかが興味のあるところですが、僕個人的には個人ユーザーが大いに伸びるのではないか、と考えています。電子書籍機能だけの端末を購入するのは贅沢な気がしても、他にも出来ることがあれば、これ一台で済んでしまう人って多いと思うんですよね。
 
 日本人は活字を読まなくなった、と言われて久しいですが、勉強したい人、歴史をもっと知りたい人など、知識欲の高い人もまだまだ多いと感じています。2011年はきっと電子書籍は伸びる。僕個人的な予測です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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