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日経ビジネスオンラインの記事ですが、噂の根拠はありそうです。
中国では、マンションを買う人の多くは投資目的。だから、売れているのに住んでいないマンションが多く存在します。上海なら浦東地区の辺鄙そうな地域でも売れています。
北京だと、オリンピックスタジアム近辺は、かなり人気があったようですね。北京は、外環道路が二、三、四とあって、その外側は郊外に位置づけられるのですが、そこからさらに離れた場所でも売れきっているそうです。
ただ、今回のお話はそれらではなく、本当に売れていない、あるいは借り手のない物件のことのようです。中国では一軒家は極めて少なく、多くはマンションやアパートメント。その中で空き家となっているのが6,540万戸と、日本の総世帯数より多いというのだから驚きです。まぁ、噂の域を出ないのは事実ですが、あながちウソとも言い切れない。
ただ、考えてみると籍を持っている人だけで13億を超している中国ですよね。籍を持っているだけで、というのは、一人っ子政策の中国では、籍を持っていない二人目以降の子供たちがたくさんいるからです。黒孩子(ヘイハイズ)と言われているのは、そういう子供たちのこと。それらを含めるとものすごい数でしょうから、人口比で言えばたいしたことのない数字なのかも、ですね。
ちょっと驚いた今日この頃です。
最近、経営者や情報システム部門の責任者の方々から、自社内のサーバをクラウド化したいというご相談を受けることが増えています。iPadやiPhoneなどのスマートデバイス導入に伴い、自社で抱えているサーバを無くしてしまいたい、社内の面倒な運用を止めたい、というお話が多いようです。
一方で、クラウド化に極めて消極的な方もいます。「なんとなく不安」というのが本音のようなんですね。ある方は情報システム部門なので、システム的には理解できるそうです。クラウドコンピューティングというものが、どういう仕組みになっているのかは分かる。サーバを自社内に持たないメリットも分かる。スマートデバイスからアクセスするうえで、自社にサーバを置かないことで安全にアクセスできる仕組みも理解できる。
「でも、なんとなく不安なんですよね」
この、なんとなく不安が、自社のシステムを硬直化させているのかも知れませんね。C/SからWeb化できず、OSのバージョンも上げられない。そういった企業は、費用の問題だけではないように思います。費用ならむしろ、クラウドというか、SaaSというか、ASPというか、そういったサービスを使う方が安い場合もありますしね。
大勢の社員のシステムを預かる身としては、なんとなく不安になる気持ちは分かります。しかし、それでも一歩踏み出す時期に来ているのかも知れませんね。
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