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iPadは感覚的に使えることで知られていますが、ビジネスや映画鑑賞、ゲーム以外にかなりいけてるアプリが出ています。
ご存じの方も多いと思いますが、筆談パッド(AppStoreへリンク)です。無料というのもすごいのですが、書いた文字が対面に表示されるのが素晴らしいんです。
これは、FastFingaでも有名なCatalystwo社が作ったのですが、言葉が不自由な人が入院しているときに、手話ができない看護士さんでも心配が減りますね。
ものすごい技術を使っているわけではありませんが、利用者の視点に立った製品・サービスというものは、こうやって出来上がっていくんだろうと思います。
今月のWEDGEの表紙に「なぜ日本はiPadを出せなかったのか」というタイトルがありましたが、かなり考えさせられるものです。その矢先に、某日本メーカーから、ダブル地デジチューナーのパソコンが登場していました。なんか違う気がするのは、僕だけでしょうか。。。
先日、とある方にインタビューをさせていただく機会がありました。その方は、日経新聞有料Web刊を購読しているそうですが、むしろiPadで産経新聞を読むことの方が増えたそうです。
新聞というのは、元々紙であって一覧性に長けた媒体です。それに比べてネット新聞は、リアルタイム性が確保出来るものの、リンクだらけになるんですよね。どこも見出しばかりで、内容はクリックして次の階層にいくわけです。
Web新聞の読みづらさは、このリンクだらけであること、それをクリックしないことには、内容が分からないこと、そして内容を見て読む気がしなければまた戻らないといけないことなどがある気がしてきました。(あんまり考えたことがなかったんですが)
一方、iPadやiPhoneで読める産経新聞は、紙をそのまま持ってきています。だからリンクがない反面、内容もそこに書いてある。iPhoneでは移動ばかりしなくてはいけなかったものが、iPadではずいぶん見やすくなっています。
その方は、産経新聞HDが有料になっても購読すると仰有っていました。そういう人って、増えるかも知れませんね。
このインタビューをさせていただいたのは、7月末頃に出る予定のiPadをビジネスに活用することを題材とした、僕の第3番目の本です。誰にインタビューさせていただいたか、は追ってご報告いたします。
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