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VISTAに買い換えなかった企業は多いのではないでしょうか。一部にXPとVISTAを共存させている企業もあったようですが、管理者としては扱いづらい状況だったと思います。数名の会社ならいいのかも知れませんが。
さて、Windows7になって、軽くなったしパフォーマンスもいい。インターフェースもキレイになりました。で、日本企業は買い換えているのでしょうか。
僕自身、日本中の企業に精通しているわけではないのですが、仕事柄いくつかの企業のトップの方にお会いしたり、情報システム部門の責任者の方とお会いする機会があります。
そういったときに、システムの状況をお伺いすると同時に、Windows7の導入状況をお尋ねしています。・・・が、あまり皆さん導入に積極的ではないようなんですね。
いろいろとお伺いしてみると、
1.買い換える理由がない(今が悪いわけではない)
2.今までのWindowsは、すぐに導入してはいけない(と聞いている)
という理由が大きいようです。
2のほうは、サービスパックが出てからだ、ということだそうです。あぁ、そんな時期もあったかなぁ、と。
問題は1でしょうね。そうなんです、これって地デジに買い換えない理由と同じで、今使えているのに、ゴミを増やす必要性を感じない、というような。
僕個人は、IT業界に関わっている以上は、どんどん新しいものを試すべきだと考えています。IT業界にいる人間が、最新のものに触ったことがない、ってどうなの?と思うんですよね。もちろんいろいろな事情はあるんでしょうし、だからといって「導入する」ということではないと思います。お試しで一台入れてみるとかでいいと思うんですけど。
一方で、だからといって今困っていないのに、入れ替えてしまうことに対する抵抗はあるんだと思います。
どんなものも、発売はプロダクトアウトなのかも知れませんが、販売はマーケットインでないといけないなぁ、と実感した今日この頃です。
CEO、COOという言葉も、だいぶ定着してきたのでしょうか。とはいえ、米国資本企業はともかく、日本の会社法にはそのような表記は存在しません。これは、あくまでも「自称」であるわけですね。
CEO、COO、CFO、CIOくらいまでは分かるのかも知れませんが、CKO(Chief Knowledge Officer)、CMO(Chief Marketing Officer)、CHO(Chief Human Resource Officer)とかになってくると、略称だけではピンと来ない方もいらっしゃるかのではないでしょうか。
この略称のみならず、一部の会社では「呼称」の担当責任、担当範囲が不明確であるために、業務に支障が出ているケースを見かけることがあります。CEOは、ほとんど社長でしょうし、COOは営業本部長あるいは営業統括であることが多いように思います。
では、CIOは何をもって「役割を遂行した」というのか、を定義づけしているでしょうか。これは略称だけではないですね。○○本部長がいる会社で、○○副本部長もいたりします。本部長と副本部長の役割をきちんと定義していないことも多いようです。
会社の規模によって、役職者を増やさないといけない事情があったりするようではありますが、きちんと役割を定義することは、CHOの大事な責務であるように感じている今日この頃です。
また、日本企業でありながら米国式のCEOとかを名乗るのであれば、その意味に準じた責務を果たせるようにしたいものですね。
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