それでもWindows7ではなくXPを使い続ける企業
VISTAに買い換えなかった企業は多いのではないでしょうか。一部にXPとVISTAを共存させている企業もあったようですが、管理者としては扱いづらい状況だったと思います。数名の会社ならいいのかも知れませんが。
さて、Windows7になって、軽くなったしパフォーマンスもいい。インターフェースもキレイになりました。で、日本企業は買い換えているのでしょうか。
僕自身、日本中の企業に精通しているわけではないのですが、仕事柄いくつかの企業のトップの方にお会いしたり、情報システム部門の責任者の方とお会いする機会があります。
そういったときに、システムの状況をお伺いすると同時に、Windows7の導入状況をお尋ねしています。・・・が、あまり皆さん導入に積極的ではないようなんですね。
いろいろとお伺いしてみると、
1.買い換える理由がない(今が悪いわけではない)
2.今までのWindowsは、すぐに導入してはいけない(と聞いている)
という理由が大きいようです。
2のほうは、サービスパックが出てからだ、ということだそうです。あぁ、そんな時期もあったかなぁ、と。
問題は1でしょうね。そうなんです、これって地デジに買い換えない理由と同じで、今使えているのに、ゴミを増やす必要性を感じない、というような。
僕個人は、IT業界に関わっている以上は、どんどん新しいものを試すべきだと考えています。IT業界にいる人間が、最新のものに触ったことがない、ってどうなの?と思うんですよね。もちろんいろいろな事情はあるんでしょうし、だからといって「導入する」ということではないと思います。お試しで一台入れてみるとかでいいと思うんですけど。
一方で、だからといって今困っていないのに、入れ替えてしまうことに対する抵抗はあるんだと思います。
どんなものも、発売はプロダクトアウトなのかも知れませんが、販売はマーケットインでないといけないなぁ、と実感した今日この頃です。