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 初芝電産とホテルプラトン。この社名をご存じの方は、あんまり若くないんじゃないかなぁ。(笑
 課長島耕作、現在は社長島耕作ですね。主役の勤務する会社名が初芝電産。そして、ドラマにもなった「ホテル」という漫画の舞台になるのがホテルプラトンです。見せ方は違いますが、どちらも社員が頑張っていますよね。初芝電産では、たまに問題も発生しますが。

 ずいぶん前ですが、「ホテルプラトンみたいなホテルは存在しないですよ」と笑い飛ばしたホテルマンの話を聴いたことがあります。とある大阪のホテルですが。
 確かに、あそこまでみんなが頑張るホテルはないのかも知れないけれど、あるかも知れない。「どうして、そう思えないんだろう?」と疑問に感じたことを憶えています。
 現在東京には、下はテナントビル、高層階は高級ホテルというビルがたくさんありますが、優秀なホテルマン、特にマネージャークラスは不足していると聴いたことがあります。僕も、とある新しい高級ホテルのレストランに行ったときに、慣れないスタッフがあたふたしていたのを目にして、マネージャーの不足を感じたことがあります。

 一方、初芝電産は主役である島耕作が中心であるわけですが、島耕作のライバルになる人物たちは優秀です。また、課長時代に上司になった中沢さんも器の大きい部長で、部下として信頼したくなる人物でした。のちに社長になる方です。

「所詮漫画じゃん」

 まぁ、そりゃそうです。しかし、学ぶ姿勢で読み解けば、学べるところがたくさんあると思うんですよね。
 まとまりのない文章ですが、社長島耕作のコミック第四巻を手に入れて、改めて感じている金曜日です。

kumaboo

 オフィスの近くに、某チェーンコーヒーショップがあります。喫煙者が多いので、お店では飲まないんですが。
 僕がコーヒーを買って待っている間に、次のお客さんが来ました。

お客さん:「コーヒーSサイズ、袋に入れて」
店員さん:「店内でお召し上がりでしょうか?お持ち帰りでしょうか?」
お客さん:「あ、だから袋に入れて」
店員さん:「前文リピート」
お客さん:「だから、持ち帰りだって」

 こんなやりとりって、実はいろいろなお店であるんじゃないかな、と感じたんですよね。

 ビジネスに携わっていると、「マニュアル人間になるな」という説もありますが、それは業務によると思います。マニュアルだからこそ運営できているお店もあるわけで。いけないのはマニュアルを遵守することではなく、人の話を聴かないことだと思うんです。
 このお店では、持ち帰りと分かると、次に袋に入れるかどうか、という質問があるんです。このお客さんは順序を端折ったんですね。でも、店内で飲むお客さんが袋に入れるわけないじゃん、ということですよね。
 年の瀬だから気がついたのかなぁ、なんて思ったクリスマスです。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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