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 岩永さんが、携帯電話の出現で無くなっていく10の物事というエントリーを書かれています。この10番のところでドッキリ。

10. 考えること
確かに諸々悩まなくても何でも出来る風ではあります。色んな機能がソコに全部突っ込まれているから、難しいことを自分で悩まなくても結構何でも出来ちゃう部分があるのも事実。
でも、本文中の最後に一言。
Until your battery goes flat, of course. / もちろんさ、電池が無くなるまではね

 僕がソフトバンクにいる頃から、PCで議事録を録ることが習慣化されていました。すぐに書いてすぐに配信する。その会議で決まったことをトラッキングするためにも、必要だからです。
 ソフトバンク以外でも、会議になるとPCを持ち込む人が増えました。議事録担当以外も、みんなネットにつないでPCを開いている。それは、会議で話されたことの中で、分からない言葉、分からないことをネットで検索するために使っているようなんですよね。
 しかし、ここに岩永さんが書かれている大事なことが隠れているように思います。なんでも検索して済ませてしまう。そして覚えない。検索ばかりしていて、議事録をきちんと録る習慣が身につかない。議事録が書けないのだから、自分のメモとしても不十分。よって、決まったことが欠落して実施されない。

 自分自身に向かって書いているのですが、何も用事が無くてもすぐにケータイ(今だとiPhone)を取り出す癖が付いています。目の前にいる人からすれば、目の前にいる自分よりも携帯電話のプライオリティが高いのかぁ、と残念に感じる。これはよくない。
 そして何より、考えることを放棄してしまっては、人間である価値が無くなってしまう。

 すみません、反省を列記しただけになってしまったのですが、PC依存症、ケータイ依存症から脱出しなくてはいけない、と痛感した今日この頃です。先月読んだ、依存症に関する本を思い出しました。

kumaboo

 Lifehacking.jpに、「生産性ばかり追求していないですか? 忘れたくない6種類の時間」というエントリーがあり、ちょっと考えさせられました。
 詳細は上記リンク先をご覧いただければと思いますが、以下の6種類の時間を考えてみよう、というものです。

1.クリエイティブで生産的な時間
2.身体的にアクティブで、エネルギッシュな時間
3.遊びに満ちたエンターテインメントの時間
4.学びと成長の時間
5.内省的で霊的な時間
6.休息とリラックスの時間

 皆さんはいかがでしょうか。僕はこの中で、特に2の身体的にアクティブで、エネルギッシュな時間に惹かれました。人は、アクティブでエネルギッシュであるとき、いつもポジティブであるのだと思います。
 ポジティブである時に起こることは、大抵ポジティブに解釈し、ポジティブに解決しようとするのだと思います。もしネガティブであるとき、何が起きてもネガティブにとらえようとしてしまい、その結果ネガティブに対応してしまう。僕自身、経験のあることです。

龍馬の如く 「楽観的であることは幸せの必須条件、悲観的な幸せなんぞ聞いたことないぜよ」 ですね。常に楽観的でいられる人間でありたい。そう感じた今日この頃です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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