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「事業仕分け」
ここ最近、新聞やニュースに、この言葉が登場しない日はありませんね。仕分けを担当する議員に民間の方々、その方々に説明する官僚のみなさん、本当にお疲れさまです。
議論内容、仕分けの結果、いろいろなものに対していろいろな意見が出ていますし、また今後も議論が必要な仕分けもあるようです。ただ、こういうことをやったことは初めてのことであり、それをネットで公開したことで抑制が効いたのではないか、と思います。
以前、コールセンターの業務改善をしていたときにもあったことですが、「見られている」というだけで改善されます。普段から悪いことをしている、ということではなく、見られることでミスを無くそうとしたり、無駄を改善しようとする気持ちになるわけですね。
今後も財務省が全てを担当するのも大変でしょうし、財務省管轄の事業もフェアに見ていく必要もあるでしょうから、各省庁で持ち回りとして全ての事業を仕分けしてはどうでしょうか。
過去に道路公団に勤めていた知り合いに聴いた話では、特定の業者に発注するためには「本事業に精通している」という文言を加えるだけでよかったそうです。言うまでもなく、その業者には自分の先輩たちがいたんですよね。
仕分けのみならず、税金の使われ方がブラックボックス化しないように、今後も継続して欲しいと思う今日この頃です。
ITmediaエンタープライズで書かせていただいた記事が、Yahoo!ニュースに掲載されていました。感謝です。
この記事では社員の存在意義について書いていますが、会社の存在意義、経営者の存在意義、それぞれを振り返ってみるという特集です。
よく悪いことの代表のように言われる言葉のひとつに「ピンハネ」というものがあります。人材派遣でいえば、お客さんからもらう金額−社員にかかる費用(給与、健康保険、税金、交通費その他)=ピンハネ額、であるわけです。
ピンハネの語源は、一割(ピン)から来ているそうです。ちなみに、三割なら「ヤマハネ」というそうですが。
ピンハネはピンハネで、それ分の仕事をしているのであれば、悪いことではないと考えています。むしろ、ピンハネする人が営業してくれるから自分の仕事もあるわけですし。
ただ、ピンハネ分の仕事をしないで、ある日お金の匂いがした途端に寄ってくるのは美しくない。これでは、ピンハネを揶揄されてもしょうがないと思うんですよね。
ピンハネ分を堂々といただくためには、普段からピンハネ相当、あるいはそれ以上の仕事をしておくことが必要だと思うわけです。
自分が書いた記事を振り返って、少し考えることがある今日この頃です。
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