« 2008年9月15日

2008年9月24日の投稿

2008年9月26日 »

外国に旅行して、現地で満足のいくサービスが得られずに、日本のほうがサービスが良いという印象を持つ人が多いが、本当にそうだろうか? 一般に、日本に比べてサービスレベルが低いと言われているアメリカで、実はかなり満足度の高いサービスを受けることは多い。

確かに日本は何事に対しても丁寧で、気持ちが良いサービスを受けることが多い。しかし、日本でのサービスが決定的に劣っている部分がある。それは、個々の人の都合に合わせようとする姿勢である。言い換えると例外処理への対応である。サービスする側の想定内の行動をこちらがとっているうちは良いが、それから外れると対応ができなくなることが多い。

おそらく日本では、一流の店やホテルなどでは、例外処理も含めた対応がすばらしく良く、それを基準に日本のほうがサービスが良いという印象を持つ人もいるが、それ以外では、サービス提供側が想定している範囲外の例外対応でがっかりさせられることが多い。

もっともがっかりするのが、例外処理に対する拒否反応である。何かを頼むと驚いてしまい、頭が真っ白という対応をされることが多い。こちらの事情で例外処理をお願いするときは、もしだめでも仕方がないというつもりで頼むわけで、断られても仕方がないという気持ちで聞くことが多いが、多くの場合、いきなり「できません」と言われる。できるかどうかを考えてからやはりできないという結論を出すのではなく、通常の処理から外れているという理由で「できない」といわれてしまうと、結構がっかりしてしまう。

例外処理の対応で日本と日本以外で最も異なると感じているのがホテルのチェックインの時刻の対応である。到着した空港から直接ホテルに行くと、ホテルのチェックイン時刻よりも早く着くことがしばしばある。たとえばアメリカのホテルでは、そのようなときでも、部屋が空いているときは、100% チェックインさせてくれる。空いていないときは、しばらく待たなければならないが、それでもできる限り部屋に入れるように取り計らってくれる (予約した部屋は空いていないが、別の部屋は空いているとか)。 特に出張のときはこれは助かる。部屋に入れれば、一旦落ち着いてから良いコンディションで仕事に行くことができるのである。このような対応が、一流だけでなくほとんどすべてのホテルで行われている。日本のホテルのような丁寧な対応は全く期待できないが、私がアメリカのサービスのほうが良いなと感じる一つの例である(ほかにもたくさん例がありますが、それはまたの機会に)。

Katsushi Takeuchi

« 2008年9月15日

2008年9月24日の投稿

2008年9月26日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
takeuchi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ