ソフトウェア製品開発現場の視点

読書感想文の想定読者は誰?

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8月も終わりに近づいて、そろそろ2学期が始まっている学校もあるようです。夏休みの終わりと言えば、思い出すのは夏休みの課題です。課題の本は予定通りに読んでいたとしても、感想文を書き始めることができずに、毎年夏休み最後の1日で原稿用紙4枚を埋めていたという記憶がよみがえってきます。

書いた内容は全く憶えていませんが、はっきりと憶えているのは、本の内容をどのくらい書くべきかということに、ものすごく悩んでいたということです。感想文を読む人が、同じ本について知っているかについてが不明なので、ある程度説明を書いた方が良いと思うのですが、説明を書き始めると感想文ではなく、本の内容の要約で原稿用紙3枚半を費やして最後の200字で感想を書いておしまいという、誰が読んでもつまらない感想文が完成するわけです。

読書感想文は、宿題として出されますが、読者が明確ではありません。読者は、担任の先生なのか、他の生徒なのか、そしてその読者が同じ本を読んだことがあるのかどうかがわかりません。なので、誰が読んでも良いように、本のあらすじをかなり詳細に書くということをしていました。読者は、夏休み後の読書感想文コンテストの審査員かもしれませんから... ;-)

今思えば、子供が読む本くらい誰でも知っていることを前提として、感想だけを書けば良かったのだろうと思いますが、そのときは、読書感想文の宿題は、夏休みの良い思い出を消し去ってしまうくらい苦痛でした。一方で、先生が親切に読者を明確にして、たとえば「この本を読んだことがある友達」というような設定をしていたとすると、あらすじを書く必要はないので、原稿用紙4枚にもわたって、感想だけを書かなければいけないことに、本を読んでもたいして感想もない私は、やはり悩まされていたのでしょう。

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