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日本語化のタイムラグをなくしてゆく努力。Azureの日本語版ホワイトペーパー4本を公開

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Windows7を10月22日、グローバルの発売日と同日に日本で一般向けの発売を開始するという発表を、
ゴロあわせで7月7日に記者会見を開いて行っている。2日で瞬殺完売となった先行予約版の価格も7,777円で
「7」への拘りは今後も随所に見られるようになるだろう。
iPhoneをはじめ、最近では日米同時発売となる商品が増えてきたのでありがたみを実感できないかもしれないが、
商品の生産工程を想像して、英語版の開発完了後にローカライズという手順が当たり前だった時代からすると、
手前味噌ながら驚くべき進化である。

Windows7に関しては、現在MSDNやTechNet購読者のみなさまを中心に、もちろん我々社員も使っている
RC(Release Candidate)版の完成度が高いことが可能にしている。日本を含む言語・地域へのローカライズに
かける工数もさることながら、7月末には開発完了となることでパートナー企業のみなさまにWindows7を
組み込んだPCや対応ソフトウェアなどの商品を準備するための現実的なスケジュールをも可能にしている点は
ビジネス上大きな意味を持つ。

Windows7の日本展開準備が着々と進む中、Windows Azureにおいても対応を行っている。とはいっても、
そもそもクラウドコンピューティングというものは、グローバルレベルでの設備活用、運用効率化を
最適化する考えであり、日本ローカルに独自仕様のデータセンターを持つ話を最優先で進めているわけではない。
もはやデータとして日本語を扱うことに問題はないため、Windows Azure日本語版といった形での提供を
行うことはないだろう。当面はCTPと呼ばれる技術評価期間であるため、技術ドキュメントの提供、
日本語化を行ってゆくことになる。

その一環として、先日Azureの日本語ホワイトペーパーを追加で公開させていただいたので、ご興味ある
方々には是非お読みいただきたい。もっと日本語での技術情報提供がほしい、というご要望は理解しているのだが、
最終的に商用サービスで提供される仕様が確定しない中で、短期間のうちに変更されるかもしれない技術ドキュメントに
対して無尽蔵に翻訳費用を投下していくわけにはいかない状態にある点はご理解いただきたい。

そのような状況にあって優先度高く日本語版をご提供させていただいたのは、主にAzureらしさの強い
ストレージ3点セットのホワイトペーパーである。新しい概念を英語で理解するのは大変だろうという思いと、
せっかくのクラウドらしい仕組みを組み込んだコードを書いてみることで、早期にベストプラクティスを
生み出し、蓄積していってていただきたいという思いがある。これらホワイトペーパーの中にも、基本的な
使い方からTips的なものまで幅広く記載されているのだが、あくまで一般的な観点に基づくものであり、
アプリケーションやユースケース、開発者のスキルセットなどによって自分流のベストプラクティスが
必要になってくるはずだ。

下記、サンプルとしてWindows Azure Tableのホワイトペーパーからの抜粋をごらんいただきたい。

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Windows Azure テーブル は構造化ストレージ プラットフォームを提供し、クラウド内の非常にスケーラビリティが高いテーブルをサポートしています。システムは、トラフィックの増加に応じてパーティションを複数のサーバーに自動的に負荷分散することによって、効率的にテーブルをスケール変更します。プロパティでは豊富なデータ型を使用することができ、システムには ADO.NET データ サービスおよび REST を通じてアクセスすることができます。ADO.NET データ サービスを通じてコンパイル時に型チェックを行うことができるので、構造化されたテーブルを使用するのと同じように Windows Azure テーブルを使用することができます。現在提供されているシステムではプロパティやクエリ実行時間に制限があるので、ユーザーによる強力なアプリケーションの構築を可能にしつつ、非常にスケーラビリティが高いテーブル ストレージ システムを提供できることになりました。これには、ページ分割、オプティミスティック同時実行制御、実行時間が長いクエリの継続などの機能をサポートすることが含まれます。
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ご興味お持ちいただいた方はコチラ(MSDNサイト)から。もちろん無償。
(ストレージ関連新作3本+Azure概要更新版)

ちょっと自分的には技術的、専門的すぎる、と感じられた方は、以前ご紹介したAzure特集を創刊号で取り上げていただいた
ASCII.technologiesをご参照いただきたい。ただ、この雑誌月刊であるため、すでに書店では入手できない可能性が高い。

困った、ほしい、という方はReMIXにご来場いただきたい。ASCII.technologiesの創刊号Azure特集を来場者の皆様全員に
プレゼントさせていただく予定だ。ReMIXではあまりWindows Azureの技術詳細をお話しできる時間がないので、
丸山先生をはじめとする執筆陣による60ページ超の特集をお読みいただくことで、理解を深めていただきたい。

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