« 2007年5月16日

2007年6月4日の投稿

2007年6月17日 »

4,5年前からアメリカではインスタントメッセージング (IM) の利用が拡大しており、現在はビジネスには不可欠なものになってきているようだ。

先日、これまで使ってきた個人向け財務会計ソフトである Quicken のバージョンアップに関連した情報を見るために、Quicken のサイトに行くと、IM によるサポートが提供されていて質問ができると書かれていた。電話などのサポートは、サポート時間の制限があったが、IM サポートは 24x7 (1日24時間、1週間7日) の休みなしのサポートを行っていたので試してみた。

IM サポートのリンクをクリックすると、Pop-up した画面の中に IM のクライアントが立ち上がってきた。質問を入力すると、「待ち人数:1名」という表示が出ていたので、30秒ほど待っていると自分の順番になったらしく返答があった。最終的には、問題は解決せずに、電話のサポート時間内に電話をかけてくれということになったが、電話やメールに比べてすばらしく早いサポートを受けることができた。IM を使った時刻は日本時間で午後10時ごろだったので、Quicken のサポート担当者がいるであろうアメリカ西海岸の時間は、朝の6時ということになる。24時間サポートとはいえ大変だなと思っていたが、もしかしたらチャットした相手はアメリカでなくヨーロッパにいたのかもしれない、そうすると昼下がりのちょうどよい時間ということになる。

IM によるサポートでもう一つすばらしいことは、一人のサポート担当者が同時に何人もの人とコミュニケーションできることにある。以前、ケーブルテレビのネットワーク関係の問題のサポートを IM で受けたことがあるが、指示された設定作業が時間がかかる作業だったので、サポート担当者はこちらの作業の間に別の人のサポートもやっていた様子であった(途中で、「他の人とチャットしていたので待たせてしまった」というメッセージが来た)。

国内でも外資系のソフトウェア企業やサービスプロバイダーが IM によるサポートを立ち上げてきている。企業内では、遊びと見られるのか、あまり市民権を得ているとはいえない IM ではあるが、実際に使ってみると手放せなくなる。

日本では IM を禁止している企業が多い。禁止することでリスクを回避しているように思えるが、IM を使わなかったことでビジネスの競争力が失われることになるかもしれない。良いツールは、リスクを理解した上で、使っていくという姿勢も必要だと思う。


キーワード記事*

インスタントメッセージング

Katsushi Takeuchi

« 2007年5月16日

2007年6月4日の投稿

2007年6月17日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
takeuchi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ