« 2006年1月28日

2006年2月3日の投稿

2006年2月6日 »

ソフトウェア製品の開発関係者と話をしていると、時々「バージョン5」が話題になる。良い製品はバージョンが上がるごとに機能が豊富になって価値も高まっていくが、バージョン5あたりで完成の域となり、それ以上は価値をあげることが難しくなるという説である。各バージョンごとにコメントをつけるとすると以下のような感じになる。

  • バージョン1: とりあえず出たね
  • バージョン2: 使い物になるかも
  • バージョン3: 普通に使える
  • バージョン4: すごく良くなったな
  • バージョン5: 完成
  • バージョン6: もう機能追加はいらないよ

以下に少し検証を...

Windows の個人向けのバージョンは、途中から 95, 98 と来たが、Windows 3.1 から継続して考えると Windows 95 はバージョン4、Windows 98 はバージョン5となる。その後に Windows Me がリリースされたが、正直言って Windows 98 からバージョンアップした価値はあまりなかった。その後は 32bit 系の Windows XP に統合されたので、16bit の流れの中では、Windows 98 すなわちバージョン5が完成されたバージョンだったと思う。

Lotus Notes は、R3 あたりで世の中に知られ始め、R4 で機能を大きく伸ばして良くなった。R5 でインターネット機能を大幅に取り入れたことで、完成された製品と呼べるものになったと思う。6.0 でも良くなってきてはいるが、R5 ほどのインパクトはなかったかなという印象である。7.0 で復活なるか?

他にも、いくつかバージョン5を完成とする例がある。大きな製品では、1つのメジャーバージョンのリリースに2年くらいかかるので、バージョン1を出してから5がでるまで約8年。8年もたてば、思いつく機能はほとんど実現されてしまうということかも知れない。

その一方で、今月発売されるジャストシステムの一太郎2006は連番で言えば、バージョン16になるようだ。これはすごいことだと思う。

Katsushi Takeuchi

« 2006年1月28日

2006年2月3日の投稿

2006年2月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
takeuchi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ