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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

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一ヶ月ほど前に経済産業省が「社会人基礎力」なる力を提案していたことを、今ごろ知りました。当オルタナティブ・ブログ金田さんの「社会人の基礎力」も読んだし、その引用元の日経新聞の記事も読んでいたのですが、そのまま読み流していた模様。遅ればせながら、『社会人基礎力に関する研究会「中間とりまとめ」報告書の公表について』から、報告書を読んでみました。

そこでは「社会人基礎力」が下記のように定義されています。

  • 前に踏み出す力(アクション)
    一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
    • 主体性:物事に進んで取り組む力
    • 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
    • 実行力:目的を設定し確実に行動する力
  • 考え抜く力(シンキング)
    疑問を持ち、考え抜く力
    • 課題発見力:現状分析し目的や課題を明らかにする力
    • 計画力:課題解決のプロセスを明らかにし準備する力
    • 創造力:新しい価値を生み出す力
  • チームで働く力(チームワーク)
    多様な人とともに、目標に向けて協力する力
    • 発信力:自分の意見を分かりやすく伝える力
    • 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
    • 柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
    • 情況把握力:自分と周囲との関係性を理解する力
    • 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
    • ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力

フレームワークとしてはいいですね。あとで*ListFreakに加えておこう。
しかし、一読して違和感を感じるのはなぜだろう…と考えた結果、これはいわゆる「仕事力」というやつであって、「社会人の基礎力」と呼ぶには狭すぎるからだということに気がつきました。

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koji

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堀内 浩二

堀内 浩二

(株)アーキット代表。
「個が立つ社会」をキャッチフレーズに、起業・転職支援やビジネスリテラシー研修などを提供しています。 個人向けにはチャレンジ応援サイト「起-動線(きどうせん)」を運営。

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