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2008年2月6日 » |
■システム開発現場のファシリテーション■
を紹介します。
システム開発の現場って、本当に「技術」と「管理」では済まないことが多い。むしろ、プロジェクトの成功における、それらの貢献比率は50%以下、現実的には「人間系」の比重が50%を超えることが多い。
逆に考えると、そういった現場を、楽しくかつ生産的に回していくことが、実は、最も成功に貢献する要因だし、また、人生を楽しむことにも繋がるんじゃないか。とぼくは真剣に思っている。
そして、そう思っている人が、システム開発の現場でとても増えていて、この本も、システム開発における「人間の力」を信じた人たちが書いているのがとてもうれしい。ファシリテーションやコーチングの基礎理論も書かれているし、それだけでなく、経験談や悩み、もそのまま書かれている等身大の本だと思う。この本を読んだ人が、自分の現場で、自分の言葉で、ファシリテーションの重要性を語っていってくれたら、、、、と思いました。
本書の中で、私のことを言及してもらってありがとうございます。私は、自分の経験を「アジャイル」と「トヨタ生産方式」、「ファシリテーション」の混合アプローチとして「プロジェクトファシリテーション」として公開していますが、もうちょっとこの本に積極的に関われたらよかったな、と思っています。(すみません、その当時、本当に時間が取れなくて。。。)筆者の方々とは、実は全員面識があって、この本の出版は、とても、とてもうれしいです。応援しています。これからもよろしくお願いします。業界を、プロフェッショナルかつ楽しく、変えていきましょう!
ハードウェア開発のフロントローディング、とソフトウェア開発におけるそれの平行概念を考察しています。
http://d.hatena.ne.jp/sakataakinori/20080129/1201620434
TPSのソフトウェア開発への現場適応を実践している坂田さんは、この概念をソフトウェアに持ち込むことについて、慎重に議論しています。
製造と設計が分離されたハードウェアにおいて、
製造時に発生するコストがライフサイクルコストを支配する製造時に発生するコストドライバは設計段階においてつくり込まれる。 フロントローディングとは、この原理に基づく考え方、源流管理の実現によって発生する負荷の前倒し現象です。また、この現象が原価企画の取組みによって制御可能性が高まるために、手法として取り扱われることが多い。というのが、本質だと考えています。
一方
ソフトウェアは、開発と製造が同時一体として進行する。
ハードウェアに較べて変更のコストが圧倒的に低い。
ホンモノでテストできる。
という原理があります。この原理の差を越えて、ハードウェアから「設計/コード/テスト」といった従来型開発工程に基づいたソフトウェア開発へと持ち込むことに大いなる疑問がある。ということなのです。
寺田さんも、これに対して同意をコメントし、「ソフトウェア開発におけるフロントローディングって何だろう」というエントリを書いています。
http://d.hatena.ne.jp/u_1roh/20080127/1201445133/
寺田さんは機械系3次元CADの開発をされているので、製造業の概念と、ソフトウェア開発の概念の両方に接している。そこでやはり違和感を感じる。
一方、要求開発においても、この「フロントローディング」という概念をうまく使えないか、早めに仕様に具体性を持たせることで、後工程で起こる不整合(技術的のみでなく、ステークホルダ合意も含めて)を減らせないか、と萩本さん、細川さんらが考えています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070130/260046/
ソフトウェアのソフトウェアらしい特性をうまくつかって、新しいフロントローディングの概念をソフトウェア開発に持ち込む必要があるのでしょうね。
ここに登場している、坂田さん、寺田さん、萩本さん、細川さん、ともにとても親しくしていただいている友人であるし、オブジェクト倶楽部に来ていただいたことがある方。うまくコミュニケーションパスを繋ぐ任務がぼくにあるような気がして、このエントリを書きました。
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