より、高速なモデリング、手になじむモデリングを追求する試みとして、サジェスト機能を試しに実装しています。
- 図のダブルクリックで、典型的な要素を作ります(クラス図ならクラス)
- 関連線を、クラスの端から端まで、種類を選んで引きます。
- 属性、と操作、はそれぞれ、アイコンを選らんで入力できます。
- 多重度も。
- 関連端名も!
このデモを見ると、一度もツールアイコンをクリックすることなく、作図画面で操作が済んでしまう、という優れものです。
当然、クラス図だけでなく、他の図にも同様の機能をデザイン中。
しばらく、機能追加を中心に astah* を拡張していたのですが、今回は、「使いやすさ」にこだわってみました。ここっていうのは、「機能比較表」に出ない部分なんですが、今までJUDEがもっとも大切にしていたものなんです。原点回帰、という意味で、取り組んでいます。
みなさんのご意見もお待ちしています。
(※ 2/7 追記: この機能は現在準備中で、次のリリースで公開予定です)
astah* のユーザから、よく「簡単に分かる使い方の資料が欲しい」という要望が寄せられます。これまでは製品に同梱されているマニュアル、もしくは、書籍『JUDE で学ぶシステムデザイン』を推薦してきました。
今回、新しく、「チュートリアル」という形で使い方を紹介してみました。
http://astah.change-vision.com/ja/tutorial.html
目次は、
- マインドマップを活用してみよう
- データモデリングしよう
- CRUD を使ってみよう
- チーム開発してみよう
- 要求の機能を使ってみよう
- 言語サポート機能を使ってみよう
- 構造化分析しよう
- フローチャートを使ってみよう
- トレーサビリティマップを使ってみよう
- 納品資料としてのドキュメントを作成してみよう
- 便利な機能を使ってみよう
- API を使ってみよう
こんな感じです。今まで使ったことのない機能を、ちょっと試してみようというときに、参考になると思います。例えば、CRUDの章はこんな感じではじまります。なるべく、画像を多く使って分かりやすく説明しています。また、デモ動画へのリンクもつけています。
astah* は、新規のユーザはもとより、今まで使っていただいているユーザの方を大切にしたいと思っています。知らない機能が有効であることをぜひ知ってもらい、活用してもらいたいと思います。
詳しくは、開発者 kotaro のブログにて。
今日は、DOA(データ中心アプローチ) の新刊を2冊紹介します。
まず、株式会社データアーキテクト、真野正さんの、
真野さんはこれまでも『実践的データモデリング』など、良質で、現場で使えるDOAの本を書かれています。今回は、DOAの初歩から分かりやすく解説された本で、まさに、「独習」できる。
DFDや、ERDとDFDのCRUDのところで、astah* が紹介、使われています。また、こっそり、マインドマップも使われています。
(※ところで、先日セミナーにて、DFDを多様するのだが、外部エンティティとストアを、直接結びたいケースがあって、でも、astah* だと、間にプロセスを挟まないと書けない。簡略記法を許してくれてもいいのに、というご意見を頂いた。なぜ外部エンティティとストアを直接結んではいけない、というDFDの仕様になっているのか、もしご存知の方は教えてください。)
2つ目は、株式会社PFUの加藤 貞行さんによる、
これは、とても題名がいいですね。冒頭から、ソフトウェア開発の現状、ということで7つの「神話」が上げられています。
- ユーザの要求は明確であり、仕様は凍結しなければならない
- 生産性の向上は難しい
- データ中心アプローチには膨大な工数がかかる
- オブジェクトの識別は難しい
- 開発の標準化は定着できない
- 正確な工数の見積もりは難しい
- パッケージを導入すれば問題は解決する
これを払拭するのが本書の狙いだという。とてもいい始まりです。ちなみに、ぼくの個人的な意見を言うと、
このうち、1、3、7はぼくは完全に神話だと思う。(赤色)
2、6は、逆に正しい命題だと思っている(青色)。
4,5は難しくて判断にまようなぁ(オレンジ)。
そして、データ中心アプローチと、オブジェクト指向を結びつけたDATARUNというモデル駆動の開発を提案しています。ぼくは、このメソッドをよく知らないのですが、データ中心アプローチと、オブジェクト指向を繋ぐ手法は、他にもNTTデータCCSの三河淳一さんたちが提唱している、COUP(クー)という手法があります。寿命の長いデータ部分は、力を入れて分析し、それを、プログラミング部分はオブジェクト指向で扱う。魅力的でとても現実的な方法論だと思っている。
(※2/3 追記:加藤さんからメールを頂き、上記のセミナーでの質問は、加藤さんであったことが判明!そうでしたか。)
(※2/5 追記:さらに、上記の本は新刊ではなく10年前の本でした。。。すみません、献本頂いたので、つい、最近の本だと思いこんでしまいました)
さて、本の販売が伸び悩んでいる状況で、今月、DOAが2冊新刊というのは、奇遇だなと思います。
逆に、クラウド方面でRDBでない流れ、も加速されそうなので、こういう手法の接点なども今後議論されていくでしょうね。
RDB、データ中心アプローチ+オブジェクト指向設計、オブジェクト指向言語
という現在の業務システム開発の主流と並べてみて、
KVM、XXアプローチ+YY指向設計、関数型言語
というのが議論されることを期待しています。
ぼくは、オブジェクト指向がプログラミングパラダイムから始まってどんどん上流に上がっていく過程を見てきました。そして、それは、オブジェクト指向の考え方が、人間の認識の形に近いことが大きく作用していたと思います。ところが、現在の並行性を高めるための関数型言語の世界は、なかなか、自分の頭がなじむことができません。「世界の切り方」として、オブジェクトはすんなりいくのですが、関数、や、副作用ナシのアルゴリズムに分けていくのが、自分の頭のネイティブなナイフではないんです。これは認識の問題かもしれなくて、牛尾さんがきっと、関数脳、の作り方を書いてくれるんだと思っていますが、どうも。。。(もしかしたら、これは、昔機能分解は分かるが、オブジェクト指向はどうもわからん、と言っていたオヤジのデジャブに自分がなっている?)
ただ、スケールアウトする必要がある、というクラウド空間では、どうしても並行に切れる切り方が必要とされている。。。これがどれだけ、上流の考え方にまで影響を及ぼすのでしょうね。プラットフォームの必要性から、どんどん上にまで上がってきますかね?つまり、マシンやプラットフォームの仕組み、という「実装の都合」と、業務やサービスの分析、という人間の思考の整理、という話はどう折り合いがつくのでしょうか?
この辺りは、マイクロソフトの萩原さんや匠ラボの浅海さんに切り開いて頂きたいです。
astah* 開発者の一人である淺川君が、astah* のAPIをEclipse プラグインにしてくれました。
使い方は簡単で、Eclipse の更新サイトにこのURLを登録すればEclipseにインストールできます。
http://astah.change-vision.com/eclipse/updates/current/
- astah-api.jarをOSGiバンドルとしてパッケージ化したプラグイン
- astah* 本体(astah-pro.jarなど)のロードをサポートするプラグイン
- astah* apiのJavadoc(日本語/英語)
- Eclipseのヘルプシステムに統合した利用ガイド(日本語/英語)
- サンプルプラグイン(DBリバースツールとそのソースコード)
などのプラグインを含んでいます。astah* APIは結構いろんなことができます。また、参照系 は Community エディションでも動作します。astah* で描いたモデルのデータをさまざまに利用できますので、ぜひお試しください。
上記には、APIのサンプルなんかも付いています。これまでも、状態遷移図から状態遷移表をつくる、とかのサンプルが出ています。(これまでのサンプル一覧は、こちらのコミュへ)
Eclipse上で開発をされていて、さらに、astah* をお使いなら、重宝すること間違いなし!
年末ですが、12/25 に私が副社長を務める永和システムマネジメントが、豆蔵OSHDからチェンジビジョンの株式を全株、買収しました。ずいぶん前から交渉をはじめていたのですが、時期、条件などがようやく合致し、年末の時期に実行に至りました。友好的な株式譲渡であったことも付け加えておきます。また、この親会社の異動に伴って役員を改選し、私は代表として継続、旧役員は退任、他の役員が新任となりました。
現在販売している、astah* を含む全製品、サービスは変わりなく継続しますし、海外含めてユーザが多い無償の astah* community も継続して提供していきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
UML とマインドマップを融合したシステム設計ツール「astah*」(アスター、旧JUDE) は、私をはじめとする有志が永和システムマネジメント時代に開発し販売を開始。2006年2月、豆蔵との合弁で設立したチェンジビジョンに製品を移管しました。その後、豆蔵は豆蔵OSDHとなりますが、チェンジビジョンは、その子会社として3年10ヶ月お世話になったことになります。
その間、最初6万人だった astah* のユーザが現在では37万人(Community含み、うち海外60%以上!)となり、大きな認知度を獲得しました。また、JUDE を astah* と改名、海外への本格進出の準備も整ったところでした。豆蔵との協業としては、教育やコンサルティングのパートナーとして力を貸していただきましたし、さらに、内部統制の業務フロー記述ツールとして開発した JUDE/Biz が反響を得、これまでにない販路に販売を拡大、会計と内部統制に強みを持つ豆蔵との大きなシナジーを作ることが出来ました!チェンジビジョンを共同で設立して、成長させる過程で、一緒に喜びと苦しみをともにして頂いた豆蔵および豆蔵OSHDの皆様には大変お世話になりました、ありがとうました。一方で、MASAMUNE として豆蔵から持ち込み開発を継続した TRICHORD の販売が伸び悩み、たいへん苦戦しました。開発のみなさんには特に苦労をかけましたが、2009年3月末期には一部資産を減損処理しています。私の力足らずだった部分です。TRICHORDは「かんばん」を模したToDo管理ができるプロジェクト情報共有ツールです。次期版として、IBM の Jazz 上で動作するバージョンを開発していましたが、製品としてリリースできなかったことが残念です。しかし、Eclipse RCP 上で動作するバージョンは、現在も特定の開発環境ではとても使いやすく、人気があります。開発を縮小しながら、今後もサポートを継続していきます。
チェンジビジョン全体の業績ですが、astah* 自身は、現在難しい景気状況の中で販売は昨年比である程度減っていますが、組込み向けや、astah* をベースにした製品のカスタマイズ販売が好調です。さらに、先の減損処理で資産圧縮の結果、原価が改善されたことも加わって、今期9月末の半期では黒字となり、今期末(2010/3)も黒字の見通しになっていますので、ご安心ください。
さて、今後ですが、永和システムマネジメントとのシナジー強化と、海外への本格マーケティングの開始時期を検討しています。国内では、セミナーなどの啓蒙活動、UML/モデリングの教育のパートナーとの連携をもっと強化して行きたい。永和システムマネジメントのみならず、豆蔵とも、今後も一緒に教育やコンサルティングでの協業をやっていきます。
さて、最後に「ニュース/ブログでたどるチェンジビジョン」ということで、 3年10ヶ月のタイムラインをまとめてみました。私としては、一息ついたものの、来期の次の夢を、形として再度事業計画に落とすことがお正月の宿題になりました。みなさんも、よいお年をお迎えください。
- 2006/02 豆蔵と永和システムマネジメント、チェンジビジョンを設立
- 2006/06 マインドマップ「JUDE/Think!」発売
- 2006/07 日本版SOX対応内部統制支援ツール JUDE/Biz 1.0 発売
- 2006/12 NTT データが JUDE を全社採用
- 2007/02 JUDE 5.0 発表。ER図とDFDでデータベース設計に対応。
- 2007/02 TRICHORD 1.0 発表
- 2007/06 日経SYSTEMS調査「使えるようになるまでの期間の短さ」でJUDEが一位
- 2007/10 JUDE 5.1 がCRUD対応。
- 2007/10 日本版SOX対応内部統制支援ツール JUDE/Biz 2.0 発売
- 2008/06 日経SYSTEMS調査、設計ツール総合満足度でトップ
- 2008/06 C#とDBリバース対応
- 2008/09 JUDE/Share発表、Web で設計情報の共有+コメント付け
- 2008/10 JUDE公式ガイドブック『JUDEで学ぶシステムデザイン』発売
- 2009/07 JUDE 誕生10周年
- 2009/09 JUDE を astah* と名称変更
- 2009/12 チェンジビジョンの親会社の異動による役員の変更
昨日開催した、ワインバーグカンファレンス、の様子です。彼の病床に届くといいな。
ビデオレター
ぼくの当日のスライド
この会では、彼のインタビュー記事を紹介したり、YouTube の彼のインタビューを見たり、そして、最後に、めいめいが自分の体験と結びつけて、彼の著作の中の言葉を紹介しました。良い言葉が一杯ありますね。
また、翻訳者として彼の作品を手がける、伊豆原 弓さんからも、彼の新作、"Perfect Software (and other illusions about tesing)"(完璧なソフトウェア: そしてテストに関する他の幻想)、についてもふれたメッセージを頂きました。
参加されたみなさん、どうもありがとうございました!
ちささんが、「ARCモデルを考える会」を立ち上げたので、会員番号2番をゲットした。
ここで私が定義するARCモデルとは、
A: Agile
R: Ruby on Rails
C: Cloud
を一緒に実践するソフトウェア開発を考えるフレームワークであり、プロジェクト方針であり、心意気とここでは定義する事にする。
LAMPを思い出させるネーミングだが、この組み合わせは確かにお互いの特徴が増幅されそうな気がする。
彼女たちがシリコンバレーで目にしたものは、この組み合わせによってビジネスを提供しはじめたベンチャーたちとそこに投資する投資家だ。例として、Pivotal Labs が上げられている。彼らは新しいソフトウェア製品を50も作り出している。分かりやすい1つは、彼らはアジャイルで開発するうちに自分たちでツールを作った、PivotalTracker というアジャイル用プロジェクト管理ツール。
日本でもこの組み合わせでビジネスを立ち上げる企業がすぐにでそうだ。SonicGarden の倉貫さんとか(笑
今年8月に、ウォールストリートジャーナルにこんな記事が出ました。
「Starbucksの最新バズワードはリーン。日本流のやり方」
この記事の中では、Starbucks がストップウォッチを使って作業を計測することによって効率を上げ、この不況化の中でも利益を上げている、というようなことが書かれています。これに関わったコンサルタント、John Shook が、この記事に足りないことを補足して、書いています。私の前のブログでもちょっと書きましたが、この記事がすばらしかったので紹介します。
これは、ウォールストリートジャーナルの記事が出て、その後のいろんなブログで「Starbucks が工場のようになり、バリスタがロボットのように扱われている」という批判がでているからだと思います。John Shook は、アメリカ人で最初にトヨタの課長になった人。GMと共同でNUMMIを作ったときに、TPSのナレッジをこの工場に移転した本人です。そして、この Starbucks の活動に関わっています。内容は、
ウォールストリートジャーナルの記事では、”ムダを省くことによって利益が回復した”となっているが、重要な点を見逃してはならない。Starbucks は、作業をスピードアップすることが目的ではない。バリスタをロボットにしたいなんて考えていない。全く逆。。。。Starbucks は、そこに来るお客さんとバリスタが対話することで、そのお客さんに満足して帰って欲しい。だから、バリスタがどこに何があるか探したりしている時間を極力省いて、そして、お客さんとの対話に時間をあてたい。その目的を達成するために、バリスタが知恵を絞る、ということをやったんだ。マクドナルトとは違う戦略だ。Leanは目的に向かって考える現場を作る、という人づくりなんだ 。
ということです。これがTPSの核心だと思う。生産産を「流れる」ようにしたことは、明らかにフォードがテーラリズム(科学的管理法)を応用した功績です。だから、TPSの「流れ」の先駆者はフォード。その後、トヨタがやったのは、
- この「流れ」を、多品種少量の環境で作れるようにしたこと。
- 現場が、この「流れ」のカイゼンに参加するようにしたこと。
テーラーがいう科学的管理法の中の「科学者」の部分を管理者ではなく、「現場作業者」としたことです(Lean is Scientific Management where the scientists are the front line workers, と John Shook は言っている)。参加型科学的管理、と言って良いと思います。
考える現場を作ることが核心。それを技術的な面(ムダどり)と、人間的な面(参加型カイゼン)の両方でやらないと、その現場はうまく行かなくなる。トヨタが「よい品よい考え」という理由はそこにあり、TPS は、Thinking People System とも言われる所以だ。
いま、デンマークのコペンハーゲンにいます。Agile09というイベント(リンクはデンマーク語。ぼくの写真がトップにあって恥ずかしい)に招待されて、Agile/リーン/TPS の話をしています。
北欧ということころは、もともととてもエンジニアリングに長けている民族のよう。オブジェクト指向言語の起源だし、Bertrand Meyer や Tom Gilb、Jim Coplien もこちらにいる。また、デンマークは教育や医療がすべて無料、というすごい国です(もっとも幸せを感じる人が多いという統計です)。
ぼくのトークはカイゼンに関するものです。アジャイルがリーン(TPS)の言葉で説明されるようになり、日本から来たぼくのポジションがユニークなものになる、という幸運に恵まれています。今回は、Starbucks の TPS 適用の事例(ウォールストリートジャーナルに掲載された)についてもちょっと触れています(このJohn Shook の記事はとてもいい)。さらに、イギリスで講演の反省を生かして、しっかりメッセージを入れることにしました。リーンには、技術的な側面(キュー、プル=JIT)と、人間的な側面(現場のエンジニアがカイゼンに参加すること)があり、前者だけだと単なる「効率化」になってしまう、ということです。そして、「考える」と「実践する」の2つを分離しないこと。そして、「考える人づくり」こそがその中心となっていること。(ここにマインドマップを置いておきます)
生産を「流れる」ようにしたことは、明らかにフォードがテーラリズム(科学的管理法)を応用した功績です。その後、トヨタのすごいところは、(1)この流れを、多品種少量の環境で作れるようにしたこと。そして、(2)テーラーがいう科学的管理法の中の「科学者」の部分を管理者ではなく、「現場作業者」としたことです(Lean is Scientific Management where the scientists are the front line workers, と John Shook は言っている)。参加型科学的管理、と言って良い。Respect for People の原則です。じつは、これがリーンの核心なんです。
最近、Mary+Tom Poppendieck の新刊が出ました。題名は、"Leading Lean Software Develeopment" というリーダー論を含んだものになっています。そして、おもしろい副題が付いています。
"Results Are Not the Point"
すごいですね。結果は重要ではない。と言い切っています。ではポイントはなんなのでしょうか?(ぜひ、買ってください、まだ英語ですが。。。)
もう1つ、今回の目玉は、Tom Gilb にお会いすることです。彼はKent Beck も認める「最初の」アジャイル方法論者です。Evo 方法論はなんと、1970年代後半に文書化されているのです。PDSA(Plan-Do-Study-Act)を基礎ループとし、早期フィードバックを得ることを肝としたソフトウェア開発プロセス。Agileムーブメントが彼を発見した、というのが正しいでしょうね。そして、彼の息子の Kai Gilb 。彼は、今のアジャイルがとても「開発者中心すぎる」としています。「機能するソフトウェアを顧客に」届けるのではなく、「価値を顧客に」届けるとしなければならない。そして、その価値を定義して、それでもってステークホルダからのフィードバックを受けなければならない、と。Evoは、開発ループからより外側の「価値づくりループ」へと進化しているようです。スクラムでは、この点をPO(プロダクトオーナー)という1人の人間で解決しようとしていますが、POの外側の世界が重要だ、ということです。
それから、最近話題の "Pomodoro Technique" の Staffan にも会うことができて、とても良かった。彼は、ぼくのことを知っていて(Agile2008でぼくの講演は2つとも聴いてくれていた)、ぜひ Pomodoro の講演を見て欲しい、と自己紹介してくれました。アジャイルの考え方を、個人作業の仕事のやり方に適用したもので、GTD 手法の1つ、といえるでしょう。とても、味のある絵と、演劇を使ったプレゼンテーション(ロールプレイを人形を使ってやる)で、アジャイルのルーツとなっているパターンコミュニティの流儀を感じるものでした。
そして、もう1つ今回の収穫は、デンマークの法律家である Nicolai さんが、アジャイル開発を行なうときの契約について、実際の契約書(繰り返し開発による請負契約)のテンプレートを開発していることを知り、それを入手できたことです。この契約に関する資料は、ウォーターフォールとアジャイルのコンセプト説明から、契約上扱わないといけない事項の説明、そして実際の契約書、という構成になっています。これは、「非ウォーターフォール研究会」へのお土産として持ってかえることにしましょう。
世界中で、アジャイルを「現実的な」開発方法として受け入れる方向に物事が動いている。そんな胎動を感じたカンファレンスでした。
(写真は Troels Hansen が撮ってくれました)
前のブログで、彼の癌が発覚したことをお伝えしました。なんとか彼が生きているうちに、彼へのメッセージを日本から伝えられないだろうか。。。。そんな思いで企画しました。彼に感謝の寄せ書きを作って贈ろう、ということから始まった企画です。
現在、以下のサイトで申し込みを受け付けていますので、ファンの方、ご参加ください。あまり多く集まってください、という感じではなく、本当に、彼の人柄や書籍に感動した人のみで開催したいと思っています。
「ワインバーグカンファレンス、または彼の熱狂的ファンの人間学」http://kokucheese.com/event/index/796/
コンサルタントとして我々に多大な影響を与え続けてきたG.M.ワインバーグ氏。 彼の熱狂的なファンのためのカンファレンスが開催されます。 彼の功績を讃えワインバーグ氏に関する興味深い講演と、闘病中に彼のために、日本から愛のこもったメッセージを届けたいと思っています。
ワインバーグ氏について語り合いたい、彼の熱狂的ファンの方は是非お集まり下さい。 尚、入場時には、オレンジジューステストを出題されるかもしれません。
ワインバーグ研究会
代表 牛尾 剛
平鍋 健児
串田 幸江
特別会員
天野 勝
懸田 剛
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
日時:12月22日(火)
第0部 15:00-16:00
第1部 16:00-18:00
第2部 18:00-22:00
≪第0部≫
フリーセッション
G.M.ワインバーグについて語りたい!(予定)
≪第1部≫
「ライトついてますか」ワークショップ
彼の著書の中でも特出してファンが多い「ライトついてますか―問題発見の人間学―」
これをモチーフに、問題発見のワークショップを行います。ワインバーグをご存知ない方も
ご参加いただけます。
≪第2部≫
講演1
木村泉さんセッション(交渉中)
講演2
Youtube座 ワインバーグセッション生中継
同時通訳:平鍋健児
セッション
オリセンの中心で愛を叫ぶ
~G.M.ワインバーグ編~
※上記コンテンツは変更の可能性もあります。
随時本ページをご確認ください。決まり次第メールにてお知らせいたします。
<セッション参加に必要なもの>
あなたの好きなワインバーグ氏の書籍をご持参下さい。
また、ワインバーグ氏の言葉のうち最も好きなものを一つ選んでおいて下さい。
『独習データベース設計』

Twitter流行に異議アリ?
ソーシャルメディアマーケティングの具体的戦術
ワクワクさせてよ――目標設定の極意
ネットでリアルを楽しくしたい
やり直せる時代の新教育論(4)