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ということで、ぼくなりに、TPSと「ソフトウェア開発」のマッピングについて、分かっているものを線で結んでみた。ほとんどはMaryによって知られている。
さらに、TPSクイズを用意しました!:(回答は、フォントを白くしています)
Q1:後工程のことを「お客様」とよびます。お客さまが欲しいものを欲しいといったときに欲しいだけ作るのがプル生産。では、前工程は何と呼ばれる?
A1:「神様」。前工程がなければ自分たちは何も作れない。
解説: 同じ流れの中にある、両隣の工程をリスペクトすること。言葉にこれが表れている。
Q1:後工程から生産指示が来ない場合、前工程はどうする?
A1:掃除する(5S)。それでも指示が来なければ、後工程へ行って手伝う。これを「応受援」という。
解説: 掃除、というのは、ソフトウェアで言うなら、「今週の作業が終わっても、次週の作業をやってはならない。時間があまったらリファクタリングせよ!」。にあたる。また、かんばんを使って需要変動に生産側が対応しているのだが、それでも吸収できない変動は、リソース移動もやれてしまう(中央集権でなく)。
「実践UML―パターンによる統一プロセスガイド 」や「初めてのアジャイル開発 ~スクラム、XP、UP、Evoで学ぶ反復型開発の進め方~」の著者として有名な、Craig Larman 氏と、日本でスクラムマスターのコースを開催した Bas Vodde 氏と、名古屋のトヨタ見学に行ってきました。前回は、Mary/Tom Poppendieck と同行して元町工場を見学しましたが、今回は堤工場を見学しました。
見学後、黒岩惠先生と落ち合って、TPS、リーン、ソフトウェア開発の話を長時間しました。やはり生産方式としては明文化され、確立されているTPSですが、はっきりとトヨタの製品開発の方法論としてはまとまって形式化されているものは見つからず、さらにプラクティスとプリンシプルの調査が必要です。
TPSは生産方式ですから、そのまま開発に使えるわけではありません。しかし、その原則はソフトウェア開発に活かせることを最初に指摘したのが Mary/Tom Poppendieck の「リーンソフトウェア開発」です。
今回、二人は、新しい本を書くための調査に来日しています。その本は、「Scaling Lean & Agile Development: Successful Large, Multisite & Offshore Products」(平鍋訳:リーン・アジャイル開発のスケーラビリティ: 大規模・分散・オフショア開発を成功させるために)というタイトルになる予定。
ご期待ください。
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