CloseBox and OpenPod:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) CloseBox and OpenPod

Mac、iPhone、iPod、VOCALOID、DTM、楽器、各種ガジェット、自転車、メディアなどの情報・雑感などなど

« 2013年2月9日

2013年2月23日の投稿

 ビートルズ「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、レッド・ツェッペリン「天国への階段」、キング・クリムゾン「クリゾン・キングの宮殿」……これらの名曲に欠かせないサウンドといえば、メロトロン。そのサウンドをまんま再現できるiOSアプリが「Manetron」。その「Manetron」が超進化して、別アプリとして23日に発売されます。それが「Super Manetron」。23日に発売されました。開発元の山崎潤一郎さんにβ版から使わせてもらったので、その印象をば。

 その前に、素敵なプロモビデオができてたので、それを見てもらった方が早いですね。どうぞ!

 いろいろと機能説明がされていますが、まず、どこが変わったかというと、開発者が変わったんです。あのスーパープログラマー、笠谷真一さんがManetronを手がけているのです。

 もっとも、このコンビは初めてではなくて、ハモンドオルガンのサウンドを忠実に再現するPocket Organ C3B3は既に山崎-笠谷コンビで手がけているわけです。

そこまでやる? iPhoneで往年の名楽器を「再生」した二人組

 実は以前のManetronは笠谷さんではない、別のプログラマーによるもの。それを笠谷さんが完全にリメイクしたのがSuper Manetronというわけなのです。

 で、笠谷さん版Manetronはどこが大きく違ったかというと、まず、レスポンス。圧倒的にいい。旧版はちょっともたつきがあって、そこがメロトロンっぽくもあったんですが、今度のはグリッサンドやスライドさせてもいい反応をしてくれます。上手くなったような気がします。

 Pocket Organのときには、iPhone/iPadを揺らすとリバーブが揺れてガッシャーンというすごい音がなる、素敵でバカみたいなギミックがあったんですが、Super Manetronにも似たようなバカ(いい意味で)機能があります。それは、テープシミュレーター。

 メロトロンはテープを使ったサンプラーみたいなもので、鍵盤の数だけテープレコーダーが回っているというちょっと頭がおかしい力ずくの仕組みでできています。その再生の様子を、2段鍵盤の上の部分を使ってみせてやろうというものです。この機能を使うと、下の鍵盤しか弾けなくなるのですが、それでもこのモードで弾きたいと思ってしまいます。下の画面では2つの鍵盤を押しています。一番上までいっちゃうとテープは終わり。そこでカシャっという音がして、巻き戻ります。このサウンドも出すことができます。もちろん出さないこともできます。

Img_6310

 さらにメロトロンらしさを出すには、ピッチの不安定さまで再現しなければなりません。そこは加速度センサーを使い、傾けるとピッチが上下する仕組みも取り入れられています。よりリアルなプログレサウンドもこれで可能。

 そう言えば、Pocket Organのインタビューを読み返してたら、四本さんが「Manetronだってモーター音やらテープの巻き戻し音やら入ってるじゃないですか。そういう儀式があっても面白かったかも。」と質問というか、要望を出していたんですが、それがきっちり取り込まれているところがいいですね。

 ぼくはAudiobusと、バンガロービルのイントロのギター 早弾き追加を要望してますw

 ほかにも、テープフレームという、3つの音色切り替えをそれぞれ別の音源にできる機能を2セット分用意したり、リバーブが可能だったり、メカニカルサウンドのボリュームがあったりと、楽しめます。

 そうそう、サンプリング元のメロトロン、所有者はあの安西史孝さんで、自宅スタジオで録音したそうです。

 もう1つ忘れていた。Core MIDI対応なので、MIDI接続して外部キーボードを接続すれば弾けます。これで、あの重くてメンテナンスしづらいメロトロンを持ち歩かずにすみますね。

 価格は次期メジャーアップデートまで半額の350円。今春のアップデートでiPad両対応のユニバーサルアプリになるらしいので、いまのうちに買っておいたほうがいいです。App Storeへのリンクはこちら(https://itunes.apple.com/jp/app/super-manetron/id603086193?mt=8)。

koya

« 2013年2月9日

2013年2月23日の投稿


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年2月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
closebox
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ