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・簡単さは圧倒的 iPad、iPhoneで「どこでもボカロ作曲」iVOCALOID 開発者に聞いてきた

という記事を書きましたが、このiPad版、iPhone版VOCALOIDについて、さらに詳しい話を聞いてきました。

 DCEXPOに行って、iVOCALOIDを触ってきました。開発担当者の赤澤さんと、その場で偶然つかまえた入山さんに話を聞きました。断片的な情報を箇条書きでまとめてみます。

iPad版について

・iVOCALOIDの出音は44.1KHzのモノラル
・160Mバイトに圧縮したのは、省略して差し支えないような部分を削った。普通にはわからないレベル
・Vib(ビブラート)の深さはWindows版にないパラメータなので、VSQファイルに戻すときにはなんらかの割り当てをするか、なにも割り当てないか、方針を決めないといけないのだが、まだ決まっていない
・BPMが変わっても、ビブラートの周期は変わらない
・ビブラートの周期、最大振幅の深さは固定
・音域はC3からF4まで。ピアノロールの縦スクロールはなし。1オクターブ半と、VY1の音域からすると広くはない。プロトタイプのGUIの制限でこうなっているが、検討の余地はある
・ソングリストから送るソングを選択し、メールアイコンをタップすると、VSQファイルを添付して送信できる
・リズムトラックは80、120と、それぞれのテンポに適したリズムパターンが2種類、現在は入っているが、製品版ではもっと多くのリズムを搭載したい
・一番下の段にある数字(1〜17)は小節。そこをタップすると瞬時に移動できる
・上部のバーをスライドさせて移動も可能
・ノートを消したいときにはもうノートを一度タップするか、長さ調整で一番左を越すと消去される
・ノートの先頭をタップしたまま画面の外に出すと消去される
・ノートが1つ消えると、音素の割り当てが1つずれる
・タップのトグルでノートがオン/オフされるのはTENORI-ONがヒント
・Windows版と違い、ノートは縦軸でのオーバーラップを許容している。後で入力したほうが優先される
・発売までにはピッチベンドの感度PBSも編集できるようにしたい
・再生ボタンを押してから発声するまでのタイムラグはWindows版ほどではないが、わりと少ない
・iPad版は入山達也氏(いぬちP)がベースを作り、それを赤澤氏が引き継いだ
・ここで答えてくれているのは赤澤氏。聞き手はわし


iPhone版について

・iPhone版とiPad版がぜんぜん違うのは、iPad版は入山氏が、iPhone版は剣持氏が中心になって企画したから
・iPhone版にはVSQ添付メールの機能がない
・BPM変更もない
・上部の目盛りは、0.1秒単位で、最大3秒まで
・新規ソングを作ったときのデフォルトファイル名は「ぷ」
・トラックには「ぷ」のノートが入っている
・現地で作ってみたのがこれ。Deep Purple Made in JapanのStrange Kind of Womanでリッチーのギターと掛け合いしているイアン・ギランのフレーズ

Mac版について

・Mac版はエンジンが移植できたからといってすぐにできるように簡単なものではない
・Windows版は複雑になりすぎていて、検証だけでたいへん。それをMacに移植して検証までするとなると
・仕様がiPad版ベースならそれほど無理なく移植できるんだけど、みなさんの反応を知りたい(ぼくはGarageBand用にiPadと同程度の仕様のものを低価格で出してほしいと要望)

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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