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 名古屋工業大学のMMDAgentに関する記事が出そろったので、リンクをまとめておきます。ぼくの2本を含め、この4つはいずれもプロジェクトの中心となっている徳田先生への取材が含まれたものなので、ぜひご一読を。

 MMDAgentについては、SIGMUSのときに「CEATECでおもしろいものを出しますよ」とチラっと情報を教えてもらってから心待ちにしていたのですが、予想以上の出来映えと反響ですね。

初音ミク、エージェントになる?――名工大「MMDAgent」がもたらす未来(ITmedia News 松尾公也)

 これは、CEATECへの出展プレスリリースをもとに、徳田先生にメールで質問したもの。

初音ミクとも簡単に対話できる「MMDAgent」、その詳細を聞いてきた(ITmedia News 松尾公也)

 こちらはCEATECのブースで、開催初日に徳田教授、李准教授、大浦助教にインタビューした記事。

ITmedia これを完全に自律したシステムとして提供することは考えていますか?

徳田教授 われわれは心は作らない。羊か狼かはわからないけれど、外側の皮を作る。心を入れるのはユーザーのみなさんですよ。これで人工知能を作るといったことを、われわれはやろうとしていません。それをユーザーの方に簡単やっていただけるフレームワークを提供したいのです。

 「われわれは心は作らない」にしびれました。

ネットの力、お借りしたい――初音ミクと話せる「MMDAgent」(ASCII.jp 広田稔)

 広田さんもこの3人にインタビュー。ていねいに整理されている記事なので、これでシステム概要がわかると思います。

李晃伸准教授によれば、2つの画面にMMDAgentとMMDを並べ、まったく同じ挙動や表示になるように調整を繰り返したとのこと。「それってMMDの作者に協力を申し込めばよかったんじゃないですか?」という質問に答えた李教授が、「いやー、ちょっと火がついちゃって」と答えてくれた

というくだりが興味深いです。MMDAgentの3D部分はOpenGLだけど、MMDはDirect3Dがベース。だからMacなど非Windows環境への移植は難しいはずですが、OpenGLベースのMMDAgentがMMD互換ということになってるので、期待が持てそう。OpenGLを実装しているiPhoneやAndroidでも動作できるようになるかもしれません。火がついてよかったです(笑)

産業技術総合研究所(産総研)の後藤真孝氏からアドバイスを受け、初音ミクとそれを取り巻く熱狂的な状況を知った。以来、初音ミクについて勉強を開始し、2009年には楽譜から歌声を合成する「Sinsy」をリリース。

 それで、「ひとまず役に立つことをやめて、エンタテインメント方向に舵を切った」そうなのですが、きっかけが産総研の後藤さんだったとは……。後藤さんと徳田先生は共同研究もされているので、今後もなにかのコラボがでてくるとおもしろいですね。

誰でも簡単に”俺の嫁”と会話できる『MMDAgent』が切り開く新しい世界とは?(ガジェット通信 伊予柑([NKH]ニコ生企画放送局))

「そんな装備で大丈夫か?」という声が聞こえたら「大丈夫だ、問題ない」と動作をつけながら返答する…というプログラムがたったの2行で書けてしまう。

 エルシャダイネタを実際にデモスクリプトに入れてもらった動画が大人気になっていて、会場で試した人も多いのではないでしょうか。シーマン、ラブプラス、偽春菜、伺かなど、人工無能などを例に、MMDAgentでどのような応用が期待できるか、を示しています。

 動画としては、名古屋工業大学公式:

 ぼくがCEATEC初日公開直後に撮影したもの:

 ほかにもYouTubeでいくつか動画があがっているので、そちらも参考にどうぞ。


koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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