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2010年7月12日の投稿

2010年7月13日 »

 VOCALOIDに対してストレートに嫌悪感を示す人がぼくの周りの人にもけっこういる。「あの声が嫌い」「品質が低い」「自分で歌えばいいじゃん」などなど。

 一方、VOCALOIDのことをまったく知らない人もいる。「オリコン1位をとったんだよ」というのは、そういう人たちに向けた説明の1つになる。これはもう確実に。

 でも、なぜあなたはわざわざVOCALOIDを使うのか。それに対する明確な答えを自分は持っていない。自分でも歌えるわけだし。

 ただ、たとえば初音ミクを使うことで、ひとつの大きな集合的音楽集団に加わることができるのだ。CDなど売れるものを作っている人たちから無名のまま曲作りをしている人、数十年ぶりにやってみようかと腰をあげた人……そういう中に自分の居場所を求めることができるのだ。音楽をやる人はかっこつけが多いから、自分が何かを始めるには理由が必要で、みんながやっている中にひっそりと加わる、というのはなかなか魅力的なことなんじゃないか、と思う。

 それに、その集団に加わることで、自分で単独でやっているのとは違って発表することが可能になる。「ミクだから公開するもんだ」というのがなければ、ぼくはシャイなので、自分が作ったものなんか外に出せなかったろう。

 あの声がいいんだ、とか、自分の歌い方をそのまま反映させることができる、とか、夜中でも歌える、とかいろいろメリットはあるけど、それが通じなそうな人には、そんな消極的な説明もありかな、とちょっと思う。

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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