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iPadが出たら、大きなソフトウェアキーボード、Dockキーボード、Bluetoothキーボードが使えてテキスト高速入力派は大喜び……なんですが、テキストを入力するためにiPadを持ち歩くのはやはり重いし、ハードウェアキーボードはさらに数百グラムが付加される。合計すると1キロ近くなっちゃうかも。
ならばNetbookでという選択肢も出てきますね。
そういう人は新しいポメラDM20とiPhoneの組み合わせが吉でして、QRコード読み取りアプリを使えば、ポメラに入力したテキストをiPhoneにコピペすることが可能になります。
でも、このためには高いモデルに買い替えなくちゃいけないとかあって、旧モデルDM10の人たちは悔しい思いをしていたはず。ぼくもそのために旧モデルを売却したりしたのですが、いまは売ったことを後悔しています。なぜかというと、こんなのが出てくるから:
・iPhone用初のSDカードリーダー「zoomIt」、4月に発売予定
これは、iPhoneドックに接続するSDカードリーダーで、無料の専用アプリと併用することで、SDカードに入っている写真データなどをiPhoneから共有させることが可能になります。
そのアプリというのはzoomIt(App Storeへのリンク)。
もっと前に出ていてもおかしくなかった製品ですね。
で、気になるのが取り扱えるメディアタイプ。写真だけでなく、MP4ビデオ、MP3、Excel、Word、PowerPoint、PDF、そして、テキストファイルの読み取りもできるようです。
ということは、ポメラのテキストデータも読めるということじゃないですか。SDカードアダプタをかませれば、そのままいけちゃう。
わーい、これで旧ポメラユーザーもiPhoneにそのままデータを送ることが可能になりますよ。たぶん。zoomItのアプリだけで試してみたところ、指定したファイルをメールに添付して送る方式のようです。
問題なのはこのハードがリリースされる4月、iPadの3G対応版が日本でもリリースされるということなんだよね。
あと、価格。
SDカードリーダーの価格は$59.95(約5,400円)で出荷は4月の予定。 既に開始されているプレオーダー(予約販売)は$10値引きとなり、$49.95(約4,500円)+送料($17.48)で注文することができます。
とあるので、予約でも7000円近く。いまAmazonでDM10とDM20の価格差が1万1000円くらいなので、非常に微妙な線ですね。もちろんzoomItには音楽、ビデオ、Officeファイルなども読み取りできるので意味はあると思いますが。
ハードウェアキーボードで入力したテキストをiPhoneに送る方法としては以下のようになります。価格は非常におおざっぱに算出したもので、iPhoneの価格は含まず
・MacBook + iPhone:とても重い。Wi-Fi経由。クリップボードをそのまま送るiPhoneアプリが便利。9万8800円
・Netbook + iPhone:そこそこ重い。Wi-Fi経由。3〜5万円くらい
・iPad + キーボード付きDock + iPhone:キーボードがけっこうかさばる。6万くらい?
・iPad + Bluetoothキーボード + iPhone:リュウドのBTキーボードなら折り畳めるがiPadの分やはりかさばる。6万5000円くらい?
・ポメラDM20 + iPhone:QRコードリーダーを併用。軽い。2万5000円くらい
・ポメラDM10 + zoomIt + iPhone:軽い。2万1000円くらい
P.S. ポメラはShift-JISなので読めるかどうかをはてブコメントで心配されていますが、たしかに問題かも。Shift-JISコードの添付ファイルをiPhoneのメールに添付すると文字化けするので。
対策としては、GmailなどのWebメールを使って受け取る方法があります。ただし、iPhone版だとだめなのでPC版にスイッチして表示させる必要があります。
ですが、やはり面倒なので、iPhone OSが標準でShift-JISも表示可能にしてほしいですね。
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