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2010年1月5日の投稿

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 アイティメディアはきょうが仕事始め。年末から正月にかけてはBig AlとSinsy三昧だったことはぼくのブログやTwitterでも明らかなのですが、昨晩もBig Al投稿をしてしまいました。

 ワンダバの元祖的存在(本当のワンダバは帰ってきたウルトラマンから)、ウルトラホーク1号の発進のときに使われるコーラス曲です。元曲はすごくかっこいいのでぜひ聴いてみてください。Big Alの英語発音がよすぎて違和感あるかもしれません。あ、「Fourth gate Open」というのも入れるべきだったか?

 コーラスの、「One, two, three, four」のところ、ぼくはずっと1234を繰り返してでいきなり「セブーン」になるんだと思ってたんですが、よく聴いてみると、2回目は「One, two, three, four, five, six」ときて「セブーン」でハモるという高度な技を使ってるんですね。知らなかった。こちらに書かれています

 この「Ultra Seven」動画では、「メリー・ジェーン」と同じくBig Alのパッケージ絵を使ったのですが、Big Alの高解像度画像って、Big AlのVOCALOIDをインストールするときに表示されるときのものしかないんですよね。だから、この初期画面が出るところまでやり直しました。

 そのBig AlとSonikaのパッケージ絵が変更になったことが、スラドで取り上げられて、それが2chでピックアップされて話題になってます。

海外ボカロ、リアル路線からアニメ/コミック路線に方針転換?

 われわれにとっては「なんでいまごろ」なんですが、実はタイミングとしてバッチリでした。なぜなら、

Interview: Bil Bryant (Production and CEO of PowerFX)

という記事がタイミングよくあがったからです。

 インタビュワーは、英語のVOCALOID専門サイトEngloidsの人で、PowerFXの社長であるビル・ブライアント氏が答えています。

 なぜPowerFXはBig Alのパッケージを以前のフランケンシュタイン的なものから現在のアニメ絵的なものに変更したのか。それについても回答。

 最初のパッケージのときとは、中の人(歌手)が違っていて、録音手法もまったく変わっている。最初はプレスリーの物まねをする歌手だったんだけど、ビブラートがたぶんじゃましてまともなVOCALOIDにはならなかったので歌手を変更しまったく作り替えた。だから別の絵にした、ということみたい。なるほど納得ですが、モンスター的なものは売れないということも認識したみたいですね。

 Big Alのもとの歌手は、マイケル・キングという人で、こういう歌い方をする人。モロにそっくりさんですね:

 以前書いたとおり、いまのBig Alの中の人は、PowerFXの元社員であるフランク・サンダーソン氏。収録するキーも以前のものより増やしたため、ファイルサイズが2Gバイト近くにまで膨らんだそうです。

 Sweet Annについてもあの首すげ替えオバサン顔ではなく、もっとまともなものをコンペで選ぶようですね。脳内Annを描いていた絵師の方々はぜひ応募してください(詳細はまだ発表されていません)。

 このインタビューで考えさせられたのは、PowerFXはスウェーデンの企業であり、おそらくは自国にボカロ使いが皆無ではないかと思われるということ。VOCALOIDのファンベースが無視できないくらいに大きくなってきたためにパッケージの変更を考えるようにはなったけれども、やはり直接には届きにくいのだろうなあ、と想像できます。とりあえず、PowerFXのTwitterアカウントなど、彼らと直接コンタクトがとれる方法ができたのはとてもいいことですね。あと、最低限、YouTubeに公式ページ持つくらいはやってほしいよなあ。

koya

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プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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