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2009年12月23日 »

 超電磁Pの提唱によりスタートした、「あかつき」に初音ミクを金星に送り届けてもらうための1万人署名プロジェクトもろへいやさんによる多国語対応のサイトのカウンターが、今朝起きたときには既に残り1000名を切っており、1分当たり1〜2名くらいのペースで署名があったので、今日中に行けるかなとは思ってましたが、21時18分から24分のあいだのどこかで1万名署名を突破したようです(超電磁Pによれば、21時20分頃)。

20091222venusmiku

 実は会社の近くに、JAXAの情報センターであるJAXA iがあります(丸の内のオアゾ2F)。ひょっとしたら、そこにいる間に1万人突破するかなとちょっとだけ期待して、閉館(20時)直前におじゃましてきました。

Img_0494

 そこにはあかつきのモデル、署名が彫り込まれる薄膜みたいなの、そして、手書きをそのまま乗せてくれる署名の紙が置かれています。そこに書き込まれたものは縮小されて、あかつきとともに金星に向かいます。

Img_0497

Img_0502

Img_0501

 1万人署名は、本日ピアプロで公募開始したイラストとともに、1つの独立したプレートに収納されます。絵師の方々は、これからが本番です。自分が描いた作品が金星まで運ばれるチャンスですよ。

 あかつきと初音ミクを応援する楽曲、動画は、そそそPTripshotsさんらから出ていますが(こちらにリストがあります)、これからもさらに出てくることでしょう。

 この署名運動推進に大きな力を発揮していた野尻抱介さんは、Twitterでこう書いています:

金星について神話ぐらいしか意識しなかったボカロユーザーが、これをきっかけに特異な自転や大気運動、過酷な地表のイメージを知って新しい楽曲や映像を作ってくれたら素晴らしいだろうな。宇宙科学のゴールはここにある。観測成果は最終的に、詩となって結実する。 #venus_miku
いまのところ、一国の力で金星に探査機を送れるのは米、露に続いて日本しかない。それに呼応してこれだけの数が集まり、抜群の表現力を持っているのはボカロコミュニティぐらいではなかろうか。

 あかつきとミクにインスパイアされた創作物には、既に1万人を超えるクリエイター/オーディエンスがついているわけ。あかつきミクプロジェクトはこれからなのです。もちろん、打ち上げもまだなんですけどね。

 SOMESATのオリジナルのサイトを見て、最初は100人の署名だったことを思い出しました。どんどん桁が増えていってて、さすがに1万人は無理だよなあ、と思っていたのがここまで……。さまざまな困難を乗り越えながらここまでこぎつけ、なおかつ2枚目、3枚目のプレートを狙っている野心家、超電磁Pによる「実行責任者より10,000人署名達成の御礼」はぜひお読みください。

関連記事:
金星探査機「あかつき」に初音ミク絵を搭載する署名、ついに10000人に!ピアプロでオフィシャルコラボも開始!(みっくみくなレイティアさん)
初音ミク、宇宙へ!金星探査機「あかつき」を応援しています(sososo blog)
初音ミクを金星に送る意味(野尻blog)

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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