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« 2009年10月30日

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2009年11月1日 »

 10月30日、iPhone楽器アプリで(主に)プログレを演奏するユニット「ザ・マネトロンズ」がお台場に現れた(なぜかぼくもそのメンバーである)。おバカアプリ選手権に出演するため、そしてメロトロン再現アプリ「マネトロン」に次ぐ新しい楽器アプリを発表するため。

 そのアプリとは、「ポケットオルガンC3B3」(仮称)。マネトロンの山崎潤一郎氏による原案を、Pocket Guitarの笠谷真也氏のプログラミングにより、Hammond B-3、C-3のサウンドを「バカみたいに」忠実に再現したものだ。

 Pocket Guitarを知る人であれば、笠谷氏のアプリがどれだけのこだわりを持つかがお分かりいただけるだろう。楽器アプリとしては未曾有の大成功を収め、iPhoneドリームの代表格としてたたえられる笠谷氏だが、彼が楽器アプリを手がけるのは今回が2度目。

 ドローバーの設定を、まさにドローバーらしく操作できるほか、レズリーのロータリースピーカーを、ノイズを含めきわめて忠実に再現。Organistのようなサンプリングしただけのサウンドとは明らかに一線を画すものとなってる。

 操作方法でも数々の工夫、アイデアが見られる。横方向に強く動かすとスプリングリバーブのクラッシュ音が鳴る(ジョン・ロードの得意技)、オルガンには欠かせないグリッサンド効果を実装。演奏できる鍵盤数が少ない状態でどうやってグリッサンドをするかといった問題も解決しようとしている。

 現在のところ、初期段階でのプリセットは4種類だが、アプリ内課金で音色およびユーザーの音色保存領域追加するという構想がある(ここはぼくのアイデア)。例えばタルカスの音色プリセットとか、マシン・ヘッドのサウンドを忠実に再現したものとか、それらがオプションで手に入るとしたら、購入する人はけっこういるのではないか。

 マネトロンズのメンバーである、堀越功氏(YouTube動画を見たキース・エマーソン本人から声がかかったくらいの凄腕)は「バッテリーがなくなるくらい」このβ版をいじり倒しているところ。「ポケットオルガンC3B3」(仮称)は、できる人がやれば、時間を忘れるくらいに没頭してしまうだろう。

 キース・エマーソンの「ナイフ技」をどう実装すべきかということを大真面目に議論している様は愉快というしかない。

 マネトロンズの演奏は著作権の関係でUstreamされなかったが、その場にいた人たちには楽しんでいただけたようだ。笠谷さんも楽しそうにPocket Guitarを自ら演奏していたし。

 なお、ぼくはマネトロンズでPocket Guitar、iShredを中心としたiPhone楽器プレーヤーとして参加しているが、基本的にはどんなバンドでも呼ばれれば参加するつもりだ。次回の音ガ同での出番を待っているところだ。

 なお、「ポケットオルガンC3B3」(仮称)はまだ笠谷さんがどんどんアイデアを実装している段階で、11月中には完成させ、年内の発売にこぎつけたいという。

Organ3


Organ1


Organ2

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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