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 iPhone用のシンセサイザーアプリのここ数週間の発展って本当にすさまじくて、あるところが構想を発表したものが数日をおかずにほかのベンダーが実装したりして、みんなようやく技術的な壁を乗り越えつつあるのかなという気がします。

 そんな中、今回は報告するべき進展がいくつかあります。

 まずはちょうど今日、浜松でミーティングが行われている「あの楽器」から(ニコニコ大百科)。これは2つトピックがあります。まずはリリース済みのouiLead(App Storeへのリンク)。

 ニコニコ動画に投稿されたこの動画の3分48秒付近の解説を見ると、次のバージョンではスケール機能が実装されるようです。

 ブルーススケール、琉球音階、都節など各種スケールと、キーを選択できるので、楽曲に合わせて自由にアドリブが弾けちゃいます。KAOSSILATOR的とも言えますが、鍵盤の画面があって、その上で弾けてしまうので、実はKAOSSILATORやDS-10よりも使いやすいはず。これは期待大ですね。

 さらに、半音下からのベンドアップ機能など、リード楽器としての機能にもさらに磨きがかかっています。

 そして、まだiTunes Storeには出ていない、白魚PによるiPhone版「あの楽器」実装の最新報告。いよいよ完成まであと少し、という状況で、完成度が相当に高くなっています。

 FM音源のビジュアルエディット機能は本当にすばらしい。Noise.io Proとは違う、王道的FMエディット方式なので、FM音源マニアならばお金を払ってでも手にいれたいことでしょう。無料だけど。

 ゴールデンウィークまでには公開したいということなんで、がんばってください。

 では次。外国勢。

 iSyn(公式ページ)というiPhone用シンセサイザーアプリが出ていたので買ってみました。600円(App Storeへのリンク)。これがなかなかすごくて、普通のエディット可能なモノフォニックのアナログモデリングシンセに加えて、パターンエディットできるドラム、そしてこれがすごいのですが、ピアノロール式のシーケンサーを備えているのです。

 そして、iSynは、スケールにも対応しています。2オクターブの1段鍵盤ですが、これをドラムパターンと組み合わせながらスケール演奏できるのです。

 シンセは2トラックありますから、片方をベースパターンにしておいて、自分はライブでスケール使ってリードを弾くというのも可能。ある意味、非常にDS-10的かもしれません。つまりね、もうDS-10出してもいい状況なんですよ。がんばりましょう、AQIさん、KORGさん。

 最後に紹介するのは、miniSynthの開発メーカーであるYonac Softwareから、別のシンセアプリが出ます。名前はmegaSynth。App Storeにサブミットしたそうなので、問題なければもうすぐリリースされるでしょう。

 こちらは5音ポリフォニック。スケール対応していて、コードを使ったアルペジエイターを実装しているようです。

 シーケンサーは24ステップで、どの程度パターンを持っているかは不明。音源は3オシレーターで7波形。miniSynthはちょっとエディットが弱い感じがしてるので、このあたりがどう改善されているかが評価のポイントですね。

 こういうものがわずか数日の間にリリースされたり、情報が公開されたりするiPhoneシンセの世界はすごいですよ。

 わたしは次は、iPhone楽器用のハードウェアが出てくると思います。詳細はいずれ発表できると思いますが。

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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