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 栗原さんの「初音ミク sings」を見て圧倒されてしまいました。「きりきり舞い」の脳内再生が止まりません。(ストリーミング再生オンリーだから)iPodに入れるというわけにもいかないんですが、脳内ループだからOKなのか。

 やはり、これは自分でも初音ミクvo.作品を「このブログではないところ」で公開するところまでやってみないといけないなと感じ、実践してみることにしました。この場を実験の報告場所にしたいと思います。KAOSSILATOR Bluesではそれなりの反響(もうちょっとで2万回再生)があったため、図に乗った、というのもありますが(笑)

 初投稿作品の題材として選んだのは、平井堅でリバイバルヒットした「大きな古時計」の続編。この曲に続編が存在することはあまり知られておらず、わたし自身このあいだまでそうでした。

 現時点でYouTubeやニコニコ動画に投稿する楽曲は、厳密には権利関係がクリアされている必要があると思われるので(いまは話し合い中とはいえ)、著作権が切れた、もしくは許諾が不要なものをと考えました。現代でも通用するキャッチーなメロディーを持ちながら楽曲の著作権が切れている「大きな古時計」の作者、Henry Clay Workの作品を探していたら、この続編がほぼ手付かずの状態だということが判明(「大きな古時計」は、日本語歌詞のほうが著作権有効です)。実はこの曲、JASRACのデータベースJ-WIDにも登録されていません。レコード、CDでは誰も演奏・歌唱していないのでしょう。

 この楽曲に関する情報源としては、WORLD FOLK SONGさんが非常に詳しい解説をなさっているので、ぜひお読みください。ここにはMIDIファイルも置かれています。メロディー、リズムなどは若干変えていますので、原曲に近いものを聞きたい方はぜひこちらを。このサイトはとても有用で、「ドナドナ」の歌詞が持つ本当の意味など、とても興味深い話が書かれています。

 作詞・作曲ともHenry Clay Workなので、こちらで訳詞をしても問題ないはず。そこで、まずはカミサンに頼んで訳詞をしてもらいました(イラストも)。家庭内コラボなのです。

 VOCALOID Editorで実際にミクに歌ってもらいながらカミサンに聴かせて修正を繰り返します。音韻を踏むところとか、音のつなぎとかは個人の好みとかクセとかがあるので、誰かに聞いてもらうといいかもしれません。

 安藤さんがなぜ「ニコニコ技術部」は、楽しそうなのか?で書かれているように、初音ミクものの時計製作などのBGMとして使ってもらえれば幸いです。

 NHK「みんなのうた」で取り上げられるのが最終目標ではあるんですが(笑)

 とりあえず、動画をYouTube初音ミク版「その後の古時計」〜"Sequel to Grandfather's Clock"とニコニコ動画初音ミクで「大きな古時計」の続編を:「その後の古時計」に投稿しました。ニコニコ動画のほうは、歌詞とメロディーをちょっと修正してあります。わりと好評っぽいのでうれしい。

 制作の手順や方法についてはまた別途。

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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