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 昨日のエントリーの続き。2万円の超安値軽量スタンドアロンシンセKAOSSILATORが電源を落としたら「なにものこらない」仕様への対策です。

会社に着くまでの1時間、ぼくはソロを弾き続けた

 KAOSSILATORが持っている出力は、ステレオRCAラインアウトとステレオミニのヘッドフォンだけ。シンセにあるまじき行為である、なんと「MIDI端子がない」という仕様なのです。初音ミクだってMIDI端子はあるのに。

 さらに、電源を切っても残しておける不揮発性メモリがないため、多重録音でいくらステキサウンドを構築しても電源が切れたとたんに消えてしまう。

 これはもう、プレイしながら録音していくしかないわけで、手ごろなレコーダーをさがしてみることにしました。

 まず考えたのが、ローランド、ヤマハ、コルグ、ZOOMといった楽器メーカーのデジタルレコーダーやマルチトラッカー。でも、どうしても重すぎたり値段が高すぎたりで、いまいち購入意欲が起きません。やっぱり、KAOSSILATORよりも高かったり重かったりは論外。デジタルレコーダーは、生録用にはいいんでしょうが、そこまでは必要ないし。

 そこで、「ダイレクトレコーディング」機能をうたっている最近のMP3プレーヤーを狙うことに。

 最近登場したソニーのウォークマンSシリーズ「NW-S615F」というのが、価格も手ごろだしいいいかなと思ったのですが、別売の専用ケーブルが必要なこと、音声フォーマットがATRACか専用のPCMフォーマットらしいことからあきらめました。

 これはWeb上で情報を見つけられず、ビックカメラで実機を確かめて初めてわかりました。やはり実機を見る、というのは必要ですね。

 では、何に決めたか? これです。

アイリバー、“デザイン”オーディオプレーヤー「DP-250」発売

 まったくのノーマークだったんですが、これが店頭にあり、1Gバイト版が約9000円で売っていたので購入してしまいました。いま記事を読んで、初めてアイリバーの別ブランドだということに気づきいたという次第。

 ライン入力のエンコードはMP3で、最大192kbpsでレコーディングできます。これなら満足できるレベル。33グラムの、初代iPod shuffleと同じくらいの大きさ。これならKAOSSILATORといっしょに持ち歩いてもぜんぜん気になりません。

 もちろん、USBマスストレージでMacにもマウントできました。

 KAOSSILATORのループを聞きながらボイスレコーダーにボーカルを録音し、あとでGarageBandで合体、なんて技もやってみたくなります。

 せっかくなんで、間違って96kbpsでエンコードしてしまったループをここ置いておきます。これをバックに、サックスの音やらぶっといアナログシンセの音でひたすら「ソロ」を弾き続けていたわけです。


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koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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