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 電車に乗りながらドラムトラック、ベース、コーラスを録音して、8小節のループを作る。それで10分くらい。残りの50分くらいはずっと、ソロを弾き続けたのです。乗り換え1回。土曜日に入手したKAOSSILATOR(カオシレーター)のおはなし。

 土曜日にエントリーでは、GarageBandをバックにブルースハープ風ソロを弾く(吹く)というチャレンジをしてみましたが、今回はワンステップ踏み込んでみました。

 ループレコーディングができるおかげで、内蔵音源を次々にかぶせていって、テクノっぽいバックトラックはこれで簡単にできちゃうのです。くわしいところはジェット☆ダイスケさんの解説をどうぞ。きもちいいループができたら、それを延々と流しながら、ソロ楽器に切り替えて、あとはずーっとパッドを動かしっぱなし。

 はたからみたらすごくヘンテコなんだろうけど、本人は音楽に酔っているわけで、非常に楽しい。座ったり立ったりしているときだけじゃなくて、歩いているときだってパッドさえいじっていれば音は変化する。さらに変だけど、ジョギングしながらだってソロを弾きまくれるわけです。さすがにしないですけど、やろうと思えばできる。たとえば走るスピードにBPSを合わせておけば、へたな音楽を流すよりノルかもしれないわけで。

 こんなことができるのは、スケールが固定されているから。スケールから外れた音はでないようになっているのです(スケールのしばりをなくすことも可能)。たとえばメジャースケールだけ、ペンタトニックだけ、アラビックだけ、といった風にダイヤルで切り替えると、リズムさえ間違わなければミストーンなしで弾けてしまうのです。

 リズムだって、なんとかなります。

 このマシンが備えているアルペジエーターはなかなか融通がきいていて、プロっぽいフレーズをいとも簡単に弾くことができます。フリーに弾きたいときはオフにすればいいし、10数個あるパターンの中からリズムを選び、それを順次切り替えていくこともできるのです。半拍ずらしたり、ブレイクを入れたりするとさらにバリエーションが広がります。

 うまくスイッチしていけば、それとはわからずにさまざまなパターンを弾き分けることが可能なのです。

 音色をサックスにして街を歩く。一時的にループをオフにして弾きまくる(吹きまくる)。HEROESのヒロ・ナカムラじゃないけど、「はろー! にゅーよーっく!」みたいな気分であります。

 というわけで、1時間たつうちに、「ああ、けっこういいところまできたな」と思ったのですが、そうすると、ちょっともったいない気持ちになってしまいました。

 だって、この楽器、電源を落としたら「なにものこらない」から。

 で、どうしたかについては、次回。

関連記事:
こんな雨の日はKAOSSILATORでブルースでも弾いてみるか
ソロをとれる、最軽量の電子楽器がやってくる
シンセサイザーをiPhone的に解釈してみたらカオシレーター(KAOSSILATOR)になった

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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