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 詳しくはITmediaの記事で。

MSがZune新モデル発表、フラッシュメモリ版も

 これは正当な進化といえます。従来のiPod、iPhoneを十分に研究した上で、初代Zuneの欠点をわかったうえで出してきた製品です。これまでの問題点の多くが改善されています。

 とりあえず、コメントをいくつか。

・楽曲交換機能の制限をゆるめた(再生は3回までだが時間切れがなし)
・DRMフリーMP3の販売(300万曲中100万曲)
・偽クリックホイールを、より機能的に(四隅とセンターを使うというAppleのクリックホイールは真似て、くるくるのかわりにタッチパッドに。そして真円ではない)
・フラッシュメモリへの品揃え拡大(4GBと8GB)
・Wi-Fiでの同期が可能に(これはうれしい。自動で同期するのはACにつないだときだけ。あとはマニュアルで)
・ポッドキャストのサポート(これは当然。Zune Marketplace経由)
・リリースやブログにはないけど、たぶんH.264のサポート(ビデオポッドキャストをサポートするからには当然)
・Media Centerで録画したビデオの同期(メディアセンターな人にはうれしいはず)
・今度は東芝製ではなく、ゼロから自分たちで(おかげでバッテリーのコントロールがよりうまくできると主張。製造はFlextronicsだって)
・コミュニティサイトの立ち上げ(Zune Social,)
・フラッシュモデルは48グラム(Wi-Fiつきでこれはすごい)
・HDDモデル(80GB)は128グラム(これもまあまあ)

 少なくともnanoに対しては、同じ容量でFMがついてWi-Fiがついて1グラム軽い。価格は99セント高くて画面は0.2インチ狭い。

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koya

 Rollyのティーザー広告が出たときに、わたしはシェイクすると楽器になるようなやつじゃないのか、と予想したのですが、出てきたのはダンスロボット。それはそれで、ロリミクとか出てきてワクワクしちゃうんですけど、初音ミクやテルミンなみの革新性を持った楽器が出てきちゃいそうです。

 それが、コルグの新型携帯シンセ、KAOSSILATOR(カオシレーター)(MusicMaster.jp経由)。

 すごいところを挙げていきます。

 まず、携帯型であること。サイズは106×129× 29ミリと、iPodを大きくしたくらいのサイズ。エフェクターサイズですな。重さは154グラムとまあ、手頃。このサイズにシンセサイザー機能が装備されているのです。もちろんバッテリー駆動。

 でも、音源だけならこのくらいのはあってもおかしくないです。もうちょっと大きめならヤマハのQYみたいな超小型キーボード付きのものが昔からありましたし。

 KAOSSILATORのコントロールは、なんと「タッチパッド」なんです。

 キーボードを廃して、「タッチ」インタフェースにする。これはまさにiPhone、もしくはiPod touchの発想です。

 でも、キーボードじゃないインプットで、パーカッション専用ならともかく、どうやって音階を出すんでしょうか? そこでもう1つの新発想があります。

 「スケールを固定しちゃえばいいんじゃない?」

 これは、スケール固定のブルースハープみたいな発想でもあります。ただ現代風なのは、31種類のスケールが用意されていること。これを切り替えていけば、たいていのことはできるんじゃないでしょうか。

 この部分は、ソフトウェアキーボードの「予測変換」の部分に似た発想です。

 また、「リズムに乗った演奏を可能にする、ゲート・アルペジエータ」とあります。ゲートをトリガーにして、ということは、タッチパッドを打鍵(というのはへんか)すると、それがトリガーになってアルペジエーターが起動するということでしょうか。

 でも、これらはそれぞれ単独でやってると単調になってしまうので、重ね取りするためのループ・レコーディング機能も備えています。一人パフォーマンスが可能なわけです。

 この楽器のご先祖様は、KAOSS PADらしいんですが、機能をばっさり取り去ってまったく新しいモノを作り出すなんて、Apple的お家芸です。

 さすが、30年近く前、わたしの最初のシンセサイザーMS-10を作り出した会社なだけあります。

Kaossilator

YouTube に動画が上がったんでエンベッドしておきます(2007-10-22)。スケール固定のアルペジエイターの威力がすごい。

koya

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プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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