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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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第二回ではツイッターの商店街の成功事例の共通点をお店側の視点でまとめてみました。今回は、利用者(住民)の視点、そして今後の活用の方向性について少し整理をしてみたいと思います。

まず、利用者側の視点です。

誰もが街の気軽な市民記者

ツイッターの場合は、誰もが気軽な市民記者のようになることができます。特に、花見の季節では、本当にたくさんの人が桜の写真などを撮って、ツイッターにアップをしていたのが印象的でした。街を歩きながら、心に残るシーンを自分の感想もいれて共有するというアプローチは効果的でしょう。これまで、市民記者のサイトがいくつか立ち上がりましたが、失敗に終わっている事例も少なくはありません。しかし、ツイッターの場合は、140文字という気軽さゆえに、街を歩きながら気軽に投稿できるというメリットは大きく、制約のない気軽な市民記者はこれからも増えていくのではないでしょうか。

地域ウッフィーを貯めて地域への参加機会を増やす

地域に住む住民は、誰もが多かれ少なかれ地元のことが気になり、地元への貢献を考えているのではないかと思います。しかしながら、どのようなかたちで貢献をしたらいいのかわからなく、具体的な行動にうつしている人は必ずしも多いとは言えないのではないでしょうか。そこで、ツイッターという気軽なツールを利用し、地元に関する情報をつぶやくことによって、地元の人とのつながりをつくってコミュニケーションの機会を増やし、地域通貨としての地域ウッフィーを貯めていくことができるでしょう。ハッシュタグの活用も有効です。つながりがつながりを呼び、地域への参加意識は高まっていくことになるのではないでしょうか。

優越感・満足感を得る

ツイッターではリアルタイムの情報を得ることができます。そのため、地元のタイムセールスや焼きたてのパンの情報など、有益な情報をキャッチできれば、すぐに足を運ぶことができ、地元がゆえの優越感や満足感を得ることもできるでしょう。

次の課題について少し整理をしてみたいと思います。

商店街での利用にあたって課題もあります。商店街は店舗数も減少傾向にあり、品揃えや価格も大手と比べると不利な立場にあります。また、高齢化の問題もあり、ITリテラシーも決して高いとは言えません。ツイッターへの認知度も低くく、利用者も限定的となってしまいます。ツイッター利用では継続的なアプローチがなければ飽きも出てしまい、一時的なブームに終わってしまうことも否定できません。

最後に、課題も踏まえながら、今後の活用方策について整理をしてみたいと思います。

ツイッターはサービス連携のインターフェイスが提供されているため、サービス連携も比較的容易です。例えば、ラジオ局やCATVなどとのメディア連携、そして、Ustreamなどを使った動画との連携なども考えられます。誰もが地元の放送局になることができ、ツイッターと連携させれば、ユーザの参加意識も高まります。つまり、アイデア次第で、魅力的なサービスがを安価で広範囲に提供することができます。こういったサービス連携を推進し、浸透させていくためには、ツイッター講習会を実施するなどして全体のスキルアップを図っていくことも重要です。

公共分野の利用では、運用面ではかなりの検討が必要ですが、様々な利用シーンが考えられます。例えば、防災・災害・不審者情報の発信や、学校の行事や就学旅行の様子を配信するといったことも考えられます。また、高齢者には、高齢者向けの簡易なインターフェイスを備えたツイッター端末を用意し、気軽なコミュニケーションをとりながら、安否確認をするという方法もあるかもしれません。ツイッターが地域に根ざしていくためには、公共性の高い分野での活用が進み、利用者の拡大のための工夫をしていくことが、必要不可欠となるでしょう。

以上、利用者視点と活用方策などについて整理をしましたが、次回は、政府の取り組みについて少しご紹介をしたいと思います。

関連サイト

ツイッターと地域活性化(1)~活用事例と可能性 (2010.4.19)

ツイッターと地域活性化(2)~商店街の成功事例の共通点 (2010.4.21)

ツイッターと地域活性化(3)~利用者視点と課題と今後の活用方策 (2010.4.22)

ツイッターと地域活性化(4)~政府の支援策 (2010.4.23)

本日の読売新聞にインタビュー記事が写真付きで掲載されました(ツイッターと地域活性化について) (2010.4.20)

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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