『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2008年3月11日

2008年3月12日の投稿

2008年3月13日 »

インターネットの世界は、ソーシャルネットワークやソーシャルコマース等、ソーシャルというキーワードが飛び交っています。「コンシューマ型開発」と呼ばれるように、コンシューマ側の発信力が増し、商品開発にコンシューマの意見を積極的に取り入れる取り組みも増加傾向にあります。

 
テレビにおいては、通信と放送の融合・連携が進み、アクトビラに代表されるように、テレビからも動画コンテンツを閲覧できるようになってきています。そして、総務省は、36日、「IPTVの国際標準化活動への対応の強化について 情報通信審議会にIPTV特別委員会を設置(PDF)」を発表し、IPTVの標準化に向けての取り組みを強化しています。

 
一方、テレビのソーシャル化も進化の動きが見られます。いくつか事例をあげてみましょう。

 
松下電器のYouTube対応テレビ

松下電器は、17日、「2008 International CES」において、VIERA CASTを展示し、Bloomberg NewsWeather Newsといった情報取得の他、Youtubeの動画を直接テレビで視聴することや、Googleが提供するオンラインアルバム「Picasa Web Album」の画像を参照するといったことが可能になるようです。(関連記事)。

 

ソーシャルインターネット・テレビ Wi-Fi TV

Wifitv New Wi-Fi TV(TM) Site Merges TV, Social Networking and the Internet」の記事によると、3月までに「Wi-Fi TV」を開始するとしています。実際にアクセスしてみると既に利用できる状態にあり、動画放送を見ながらSNSで情報交換をするという仕組みです。

 

ワンセグとSNSの融合
1月の「放送とソーシャルネットワークの融合」の中でも紹介させていただきましたが、NEC115日、ワンセグとSNSを融合するシステムを開発し、テレビ広島(TSS)に提供したことを発表しました(NEC報道発表資料)。視聴者がワンセグ対応携帯電話を利用して、番組を見ながらデータ放送内でSNSにログインすることができ、SNSに書き込まれた特定ユーザの日記を、ワンセグのデータ放送内でリアルタイムに閲覧することができます。また、閲覧している日記に対して、視聴者がデータ放送内でダイレクトにコメントを書き込むことができます。

 

ソーシャルテレビの実証実験

1129_4KDDIによるソーシャルテレビの実証実験も始まっています。リモコン操作をセンシングして、テレビ番組の視聴情報を取得して、他ユーザと今どんなテレビを見ているか等のプレゼンス情報をパソコンや携帯電話でリアルタイムに共有することができます。

 

NGTV (Next Generation TV)

2015年のテレビを考える」の中でもご紹介させていただきましたが、25日、野村総合研究所(NRI)は、2015年をターゲットとした国内メディア・コンテンツ産業の変革シナリオを記者向けのセミナーで解説しました(関連記事)。2015年に望まれるテレビの姿として、

  • 「ナビゲーション」(検索やレコメンデーション)
  • 「オンデマンド視聴」(タイムシフト、ロケーションシフト)
  • 「メタ情報の共有」(レーティングの共有)
  • 「評価」(評価のフィードバック)

を想定しています。

現在、日本ではアクトビラが商用サービスを実施していますが、その進化版としています。

 

ソーシャルテレビの可能性

これまでのテレビは“視聴”といように見て聞くことが一般的な行動パターンとして考えられていました。しかしながら、これからのソーシャルテレビの波は消費者のテレビに対する行動パターンを大きく変化させる可能性を秘めています。これまでのテレビコマーシャル依存のビジネスモデルから新たなビジネスモデルへの変化と進化が求められる時代になってきているのかもしれません。

 

 

MASAYUKI HAYASHI

« 2008年3月11日

2008年3月12日の投稿

2008年3月13日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ