サマータイム導入は、業務上はやる気だけ
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夜型の方には嫌われそうなタイトルですみません。
久しくお会いしていない竹内さんが「電力不足に対応するための「夏時間」採用は難しい」というブログを書いてくださっています。なるほど、日本のソフトウェア独自の問題があるのか、と理解。でも、でも、そんなんですか?と言いたい気持ちもあり。
もちろん、業種、業態によって違うでしょうが、全ての社員がコンピュータだけに依存しているわけではないので、そこは考えようである気がします。
中国は、あれだけ広い国ですが、時差がありません。北京から烏魯木斉(ウルムチ)まで、ほぼ真西にジェット機で飛んで4時間。僕が行った頃は、そこから喀什(カシュガル)までプロペラ機で1時間半。ここは真西とまでではないですが、南西に向かって飛びます。そこからパキスタンまで約100km。その広さが時差なしで運営されています。とはいえ、これだけ移動するのですから、日が昇る時間がまったく異なります。北京ならとっくに明るくなっている時間でも、烏魯木斉では真っ暗。
ですから、運用として2時間ずらします。9時から始まる会社は、11時始業。お昼ご飯は14時から、といった具合です。つまり、時計でサマータイム対応するのではなく、時間をずらして運用しているわけです。
このやり方がいい、ということではなく、方法はいくらでもあるのかな、と思います。自社だけで完結する仕事をする社員は8時出社とか。僕の地元の会社では、現在7時出社にしている会社があります。終わる時間も同様に16時退社。
もちろん、佐川さんが書いておられるように、サマータイム導入だけで解決する問題ではないと思います。それでも、何かをしなければ、と考えている企業なら、こういう選択もあるのではないかな、と思います。「うちの社員は夜型だから」という経営者の方もいますが、坂本さんが仰有っているように、今一度、「明るい時間に仕事をする」という姿を考えてみてはどうか、と思います。全ての会社ができなくても、東京に本社を置く企業の中で、10%、あるいは20%の企業が実行できるだけでも影響が大きいように思います。出来ないと思い込むのではなく、何が原因なのか、を考えるタイミングかも知れませんね。
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