AI活用で、自分の仕事はなくなるのだろうか
僕自身、生成AIを、フル活用まではできていませんが、たまに使っています。
「すごいな」と思うこともあれば、「まだまだだな」と感じることもあります。まあ、当たり前ですよね。
「ホテル客室係やタクシー運転者の仕事は消滅しなかった...10年前の「AIに代替される職業・代替されない職業リスト」が現実には"真逆になった"納得のワケ」(東京経済オンライン)
誰が予想したのかわかりませんが、10年前の予想は大きくハズレている気がしますね。
主にブルーカラーとカテゴライズされる職業が、AIやロボットで代替できるとされていたようですが、実際にはホワイトカラーのほうが、代替できるようになっているようですね。
「ファッションデザイナー」も同様です。アパレル業界がAIによるイノベーションを取り入れるとどうなるかを考えてみましょう。商業的な観点でユニクロやワークマンの今年の秋冬もののラインナップを考えるとします。AIならWOMEN、MEN、KIDSそれぞれのカテゴリーで定番ラインナップをどう揃えるべきかは一瞬で基本設計してくれるはずです。
たしかに、ハイブランドとはいえ、ブランド名だけを描いたシャツとか(笑)、わざわざ人間がやらなくても良さそうですしね。
AIの読解力は飛躍的に向上している
一方で、その先に起きたことを振り返るとさらに重要なことがあります。それはこのようにして批判されたうえでリバイズされた「シン雇用の未来」とでも言うべき未来予測は、2025年時点でかなり現実になっているのです。
当時、一番日本人が共感した本はAI分野の研究者である新井紀子教授の著書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』でした。AIの能力には読解力という限界があることを示した一方で、そのAIの偏差値は50を超えることも事実だとしたうえで、教科書が読めない子どもたちはAI時代に置いていかれると警鐘を鳴らし、教育への提言を行いました。今ではAIの読解力はそのレベルに到達しています。
本文の中にある、「こたつ記事」などは、AIでもできますし、本文にある「5,000円」のフリーランスライターでもできますよね。
しかし、ここにあるように、AIの読解力は素晴らしく向上しています。だから、僕自身も利用することがあるわけです。
では、活用の視点ではなく、自分の仕事がなくなるのか?という視点で考えてみるとどうでしょう?
世の中には、大企業でなくても、「ダラダラと出勤さえすれば給料がもらえるし」なんて中年層が少なくないように感じることがあります。まあ、若手でも同じでしょうか。
自分の仕事が何に役立つのか、誰に役立つのか、そのアウトプットはどの程度なのか、を考えら柄仕事をしないと、本当にびっくりする角度でAIやロボットに奪われてしまうかもしれないですよね。
代替のきかない仕事、というのもよくありませんが、自分が存在するバリューを考えながら、仕事をするべきだと感じた今日この頃です。