リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その3 ~画面表示用PCの構成 前編~
「テクノファイブ リモート研修における講師映像の裏側」の第3回。
今回は、画面表示用PC、「漆黒のパワポ号」の詳細説明です。
最終的にこんな絵を実現したい、という目的で、「漆黒のパワポ号」の拡張を始めました。
「漆黒のパワポ号」 全体像
これが、現在の「漆黒のパワポ号」の構成図です。クリックすると拡大します。ATEM MINI 周りには ① や ② などの数字が書いてありますが、これは ATEM Mini の HDMI 入力ポートの何番目に入れているか、ということを表したものです。図は見やすさを考慮して、必ずしも同じ順番に書かれていないため、数字をつけて少しでもわかりやすいようにしてあります。
いきなり複雑になりましたね。順に説明しますね。
まずはディスプレイ周り
前回ご紹介した「内容確認用ディスプレイ」を40インチの大型ディスプレイに代え、「『なんちゃって』用ディスプレイ」として私が立つ場所の横に置きました。
これがそうなんですが、
「なんちゃって用」って何?って思いますよね。何?このネーミング。これはですね、このディスプレイを私の横の、ビデオカメラに映らない位置に置きます。で、画面を見ながら、画面に書いてあることを本当に読みながら説明すると、
受講者のみなさんにはこう見えます。
ね?
私の後ろに仮想的に存在するディスプレイを、本当に見ながら説明しているみたいに見えるでしょ?これを実現したくて、こんな配置にしたんです。ちなみにこの白いディスプレイ、正体は使わなくなったテレビです。
で、これだけでもよかったんですが、PowerPointのスライドを映している際のカンニングペーパーとして、発表者ツールを表示するディスプレイが欲しかったんですよ。しかし、「漆黒のパワポ号」には映像出力ポートが2つしかありません。1つは上記の「なんちゃって用ディスプレイ」に使い、もう1つは後述の ATEM Mini 接続用に使いたい。仕方がないので、USB出力のディスプレイアダプタを用意して、それを使って発表者ツール表示用ディスプレイと接続しました。
下の写真は、発表者ツール表示用ディスプレイ(画面上文部)と液晶タブレット(画面下部)が映っています。液晶タブレットのお話は次回詳しくすることにしますね。
「なんちゃって」のお話が少し長くなりました。「漆黒のパワポ号」の核心、どうやって冒頭の画面合成を実現しているか、というのは、次回に回すことにします(ぉぃ)。
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その1 ~プロローグ~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その2 ~最小限の構成~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その3 ~画面表示用PCの構成 前編~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その4 ~画面表示用PCの構成 後編~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その5 ~字幕表示用PCの構成~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その6 ~全体を俯瞰して~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その7 ~画面表示用PC コントロールソフトのインストール~
リモート研修・講師映像の裏側 一挙公開! その8 ~画面表示用PC コントロールソフトの設定~