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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

THE SHOW MUST GO ON のココロ

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ここで書き始めてかれこれ8ヶ月。加藤恭子さんのエントリーにふと思い立って、自分にとっての再確認を含めたタイトル名の由来をひとくさり。


とにかく時間が来れば幕が開く

基本的には一度走り始めたらとにかく幕が開いてしまうのがイベント。セミナーでも、カンファレンスでも、もちろん展示会でもなんでも。もちろん中止になったり延期になったりという事故が無くは無いですが、最初の高尚な思い入れとは別に、諸般の事情で紆余曲折があるのは当たり前。それでも止めるわけにはいきません。会場ははるか昔に押さえてしまっている。案内状も出している。制作パートナーの作業も進んでいる。もう誰にも止められない。誰かをぶん殴りたい状況や、ひっそりと仕事を降りて旅に出たくなることもありますが、でも止められない。

やるしかない。


とにかく時間が来れば幕が閉じる

どんな種類のイベントでも、時間が来れば終わります。半日かもしれないし、半年かもしれない。でも終わってしまう。始まってからジタバタすることもありますが、終わりが見えると・・・最後は時間が解決してくれるモードに入ったりします。始まってからも色々な理由で嫌になってしまい、目の前のお客さんに「何でも良いからもうみんな帰ってよ!」と言いたくなったり、下手すると「「火事だぁ!」と叫んだらみんな帰ってくれるかな?」なんて物騒な事を考えたりすることも無くは無いです。状況によっては禍根を残すこともありますが、とにかく終わってしまう。例えば10時から17時を3日間。仕込みに2日、バラシは4時間。都合5日間といったように勝負時間は最初から決まっています。

やるしかない。


そもそもこういった仕事で食ってるんだから

いろんな経緯でマーケティング、そのなかのイベント・マーケティングという分野を軸足にしてしまったので、何があってもやるしかない。

自分はそのイベントの主体じゃない。殆どの場合何らかの目的を持った主体は別に居るわけで、自分はそのための「場」を作るのが役割。自分が降りようが何しようが、引き返せなくなった時点でもう止まらない、止められない訳です。

THE SHOW MUST GO ON

そんな中で「誰がP(Producer)張ってるって言うんだ?」っていうのはモチベーションの最後の砦です。もちろん関係するイベント全部の責任者ではありません。単なるコーナー責任者だったり、運営のサポートだったり、何かの説明員だったりと役割はそれぞれ変わりますが、まぁ、似たようなもんです。言い直すと「誰がその役割を出来るって言うんだ?」

降りると穴が開く。誰が怒るのか、誰が暴れるかはケース・バイ・ケースですが、降りた穴を誰かが埋めるとしたら、それは申し訳ない。一度担当するってコミットしたんだから、何とか形にしようとするわけです。

書きながら言いたいことがちゃんと表現できないなぁと思ってはいますが、THE SHOW MUST GO ONのココロってこんなカンジかもしれません。


因みに思いつき自体は・・・好きな曲のタイトルです

Three Dog Night ('74) と QUEEN ('91)。前者は古い曲なので知らない人が多いかもしれません。後者はフレディ・マーキュリーが生きていた時のQUEEN最後のアルバムの最後の曲です。

加藤恭子さんのエントリーにもコメントでちょこっとだけ書いたのですが、どちらも疲れ果てた夜中に聞くと、泣きそうになります。

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