ThinkPad X201sを購入した(ベンチ編)
ThinkPad X100eでもベンチを走らせたので、同じレベルのことを行います。X61のX201sをつんでみました。奥行きは同じで横幅だけ広くなっています。
スペックは以下になります(X100e/X61は前回のものをそのまま使用)。
X201s | X100e | X61 | |
CPU | Core i7-620LM デュアルコアx2スレッド/ 2.0GHz (ブースト時2.8GHz) | Athlon Neo MV-40シングルコア/1.6GHz | Core 2 Duo T7100デュアルコア/1.8GHz |
GPU | Arrandale | Radeon HD 3200 | GMA X3100(965GM) |
メモリ | DDR 4GB | 2GB(2GBx1 DDR2-667) | 2GB(1GBx2 DDR2-667) |
ストレージ | SSD SSDSA2NH080G2C1 (80GB) | HDD 5400rpm(250GB) | SSD OCZ SUMMIT(64GB) |
解像度 | 1400x900 | 1366x768 | 1024x768 |
バッテリ | 9セル(7.8Ah) | 6セル(5.2Ah) | 8セル(5.2Ah) |
サイズ | 295 x 210 x 28.7 | 282 x 209 x 29.5 | 268×211×35 |
重量(kg) | 1.2 | 1.5 | 1.6 |
OS | WindowsR 7 Home Premium 64bit | Windows 7 Home Premium 32bit | Windows 7 Ultimate 32bit |
ベンチマークは、 PCMarkVantage、3DMarkVantage、BBench、WEI、ブラウザJavascriptベンチ、CINEBENCH RELEASE 11.5を行いました。BBenchは、ディスプレイ輝度を最高にしてX201sだけWiMAXで接続するようにしました。バッテリーに優しくない使い方ですが、これが私の常用パターンです。
・PCMark Vantage
・3DMark Vantage
・WEI
・CINEBENCH RELEASE 11.5
・一覧
ベンチ | 項目 | X201s | X100e | X61 |
PCMarkVantage | PCMarkSuite | 9,078 | 1,348 | 3,815 |
Memories Suite | 4,167 | 993 | 1,918 | |
TV and Movies Suite | 3,778 | 795 | 2,272 | |
Gaming Suite | 5,659 | 849 | 2,487 | |
Music Suite | 10,428 | 1,993 | 4,445 | |
Communications Suite | 9,280 | 1,360 | 3,334 | |
Productivity Suite | 12,587 | 1,447 | 4,679 | |
HDD Test Suite | 20,473 | 2,463 | 12,629 | |
3DMarkVantage | 3DMarkScore | E2,971 | E1,167 | - |
CPU | 6,685 | 1,224 | - | |
GPU | 2,506 | 1,024 | - | |
BBench | 残り5%に到達時間 | 10.6 | 2.5 | 2.6 |
Windows エクスペリエンス インデックス | プロセッサ | 6.4 | 3.1 | 4.6 |
メモリ | 5.9 | 4.9 | 4.6 | |
グラフィックス | 3.3 | 3.4 | 3.5 | |
ゲーム用グラヒィックス | 4.9 | 4.7 | 3.1 | |
ハードディスク | 6.3 | 5.9 | 5.9 | |
Javascriptベンチ (Firefox 3.6) | SunSpider (ms) | 967 | 1,825 | 1,239 |
V8 Benchmark Suite (score) | 589 | 215 | 364 | |
Dromaeo (runs/s) | 116 | 45 | 71 | |
PeaceKeeper (points) | 3427 | 1,353 | 2,144 | |
TaskSpeed (ms) | 8,056 | 13,683 | 10,553 | |
CINEBENCH RELEASE 11.5 | OpenGL | 1.33 | 2.54 | - |
CPU | 1.84 | 0.32 | - |
必ずしも全ての条件が一緒ではありませんが、当然ですが二世代前のX61と比べると相当性能向上しています。マルチスレッドタイプのベンチマークは、より差が出ています。Arrandaleコアは、Core MAに対して64bit対応、HyperThread、L3搭載など大幅に機能が盛り込まれています。Meromコア(65nm)から比べればArrandale(32nm)と2倍ですから当然と言えば当然です。
また、SSDのベンチ結果は以下になります。
・CrystalDiskMark 2.2
4K Writeは40MB/s出るはずなのですが、出ていません。ですがSSDのおかげで起動(22s)・停止(6s)と相当短いです。
CPU/SSD/GPUと大幅に更新されたため、X201sはX61から比べて相当早くなっています。OS/ソフトの起動はSSDが大幅に効果を発揮しているのが体感できます。CPUの差は、まだそれほど試していないので、体感できていません。
また、バッテリー駆動時間はへたってきているX61の4倍です。私は、できれで3時間は持つバッテリーがほしいと考えていました。それは通常は1時間弱しかしようしませんが、バッテリーの充電忘れがためにあり使用できないケースがあるため2時間以上動くバッテリー駆動時間が必要としています。X201sと9セルでは10時間程度使用できます。そこまでのスペックを要求していないため、スリムバッテリー(4セル)を導入しょうと思います。
思いのほかバッテリー駆動時間が長いため、X61+8セルから、X201s+4セルでより軽く出来そうです。軽くなるだけでX201sを購入して良かったとさえ思っていますし、スペック的に十分なため、今後はX***s系で良いかもと思ってしまいます。
【ThinkPad関連】
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・ThinkPad X201sを購入した(まとめ編)
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