7月7日で開業28年目に突入。これからの1年で、しなければならないこと、したいこと。
令和7年7月7日に、開業27年が過ぎ、28年目に突入しました。
この5年、ワンオペ介護専念のため開店休業状態ですが、復帰を目指しています。複視に悩まされていますが、視力の続く限り、現役を続けます。
ネット黎明期の1998年2月、「XML」がW3C勧告となり、退職を願い出、3月末で退職。
四国の山奥の築100年の古民家を事務所として借り上げて、移住しました。
人口1万人の町に税務署はなく、山を越えて、隣の市へ。開業届を提出するよう勧められ、7月7日と記入しました。退職の翌日から連載を執筆していましたが、開業日は先送り。ラッキーな印象の良い数字。これなら忘れることがありません。
四国の山奥から、全国へ発信。そして、東京の仕事を、フルリモートで。
いわゆる営業活動はせず、もとめられれば企画書を送るという方法で、受注してきました。
イラスト、デザイン、執筆、ウェブ制作、システム開発、音楽。どれもサラリーマン時代の延長です。ただ、プログラミングに割く時間が圧倒的に増えました。
しかしながら、その作業環境は。大きく変わりました。
サラリーマン時代は、出向先や常駐先で、至れり尽くせりの最新の環境を与えられていました。
ところが、開業後は、作業スペースの確保に苦戦しています。ノートパソコン1台で、複数のツールを切り替えながら、納期と締切を厳守し、成果物の品質を維持してきました。
業務を中断して片付けを敢行したこともありましたが、先が見え始めた矢先、身内の骨折や病気などが続き、KinectやHololensに取り組む予定も、身動きが取れず。この作業環境ストレスは、病気や怪我を引き起こしました。
移転を目論みましたが叶わず、別の場所にオフィス(書斎)を借りたところ、直後から介護に専念する状況に。前回の記事に書いたように、母が服薬していたベンゾジアゼピンの離脱問題に直面したのです。。さらに、同時期に香害が激化。介護と香害対策に追われる日々が続いています。
今では移転しようにも、賃貸物件も中古物件も、香害まみれです。現在の環境を改善するしかありません。
環境ができたら、積み残し作業も含む、膨大なToDoリストを順次片付けていきます。
まずは、Silverlightのサポート終了後、閲覧不可能になったコラボレーション・サイトをクローズ。自社サイトをレスポンシブ対応でリニューアルしなければなりません。科学技術と自然回帰の接点を探る、トランス・サイエンスに特化したコンテンツを展開する予定です。
10数年前に企画が通過した後、やるやる詐欺になっている、ブレイン・マシン・インタフェースを使ったアプリの開発と解説記事の執筆も、再開しなければなりません。
さらに、Illustratorやアナログでのイラスト制作。3rd.シングル「高天原」の制作と発売。
そして、一般記事の執筆。
ひとつは、介護に関する記事。エンジニア視点での、ハックです。
もうひとつは、昭和の庶民の生活史です。親の記憶があやしくなる前に、聞き取りを終え、戦前からの写真はデジタル化を済ませました。親の日記も参考にしながら、まとめていきます。
これらすべての作業に、Copilotを積極的に使い、効率化をはかっていきます。
ワンオペ介護の渦中で、なぜ、仕事の予定を考えるのか?
これは、リスク分散です。
筆者の母は、その昔、父を介護して見送った後、体調を崩しました。精神面を父に大きく依存していたので、喪失感に囚われたのです。
後悔しない介護のためには、全力を尽くす必要があります。しかし、全力を尽くすことと、一つ事に注力することは、異なります。介護に、100%の時間とエネルギーを振り向けるのではなく、2割は介護以外の事案に割り当て、それらすべてに全力を尽くす姿勢が必要だとおもっています。
介護者は、これから先の数十年を、生き抜いていかねばなりません。介護に1点集中することで心身を崩し、身内や社会に支援の負担を強いることは避けたいのです。
介護に全力。仕事の準備にも、香害啓発にも、趣味のギター練習にも、家事にも、全力。なにごとにも全力で取り組むのが筆者の生き方。開業28年目、がんばります。
上の絵は、Microsoft Copilot(Image Creator from Designer)で描いています。
Microsoft Copilot や Adobe Firefly も使って描いたイラストを公開しています!掲載済みのイラストは、目次から。