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PC出荷台数(3Q'13)~マイナス成長続く~

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Gartnerから"Gartner Says Worldwide PC Shipments in the Third Quarter of 2013 Declined 8.6 Percent"と3Q'13のPC出荷台数が発表されています。そこでシェアをグラフ化してみました。



全体でマイナス成長が続いてる状況でトップ3はプラスに転じています。これは何を意味しているのでしょうか?

全体が前年同期比で-8.6%の成長であることを考えると底をうったとは到底考えられません。ではPCは売れなくなったのでしょうか?それは確かにあると思いますが、それよりもAcerやAsusなどのメーカがタブレットやスマートフォンに主軸を移してPCの出荷台数が落ちたのではないかと。その隙間をトップ3のメーカが拾ったためプラスに転じ始めたのではないかと私は推測しています。

3Qまでのデータが出そろったので、2013年のPC出荷台数を予測してみます。

2004~2012年までトータル/1Q~3Qの比が1.37です。1Q'13~3Q'13のPC出荷台数が2.35億台のため、2013年のトータルは3.25億台前後ではないかと推測しています。

Gartnerは"Gartner Says Worldwide PC, Tablet and Mobile Phone Shipments to Grow 4.5 Percent in 2013 as Lower-Priced Devices Drive Growth"で2013年のPCの出荷台数は前年から8.4%減と予想しています。

2012年のPC出荷台数は3.54億台でした。このため、-8.4%ならば3.25億台になります。同じ数字です。高い確率で2013年のPCの出荷台数はこのあたりになるのではないでしょうか。

Windows 8.1の出荷されていますが、影響を与えるほどではないと推測しています。ただ、ノートPCのカテゴリでRetina化が進行しています。若干高額ですがノートPCに限れば一定の需要は見込めれると思うのです。私は今使っているThinkPad X201sのリプレイスをする場合はぜひとも高解像度のモデルにしたいと考えています。それが何にするかは現在悩んでいますが(本命はThinkPad X3かな?)、PCが生き残るのはこのようなカテゴリかゲームぐらいしかないのではないかと思わなくもありません。

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