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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

Facebookページのタイムライン化はビシネスにどんな影響を与えるのか

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Facebookページのタイムライン化 私には朗報だけど・・・・・・

2012年2月29日。Facebookページにもタイムライン化がやって来ました。ITmediaオルタナティブ・ブログでも「どう変わる? Facebookページのタイムライン化」と題して盛り上がり中。

オルタナブロガーの中山さんの記事「【WEBセミナー】Facebookページの仕様変更から読み取るザッカーバーグ氏の意図と、それを踏まえての対処法」に思わず目が釘付け。というのは、Facebookページの今までの方法が通用しなくなりそうだと感じたからです。

それは、今回の仕様変更はただの「機能強化」「要望対応」ではない、ということ。

では何かというと、

Facebookのサービス提供側の"考え方"や"今後のサービスの発展のさせ方"

が、仕様変更となって現れた可能性が高い、ということです。
http://blogs.itmedia.co.jp/nakayama/2012/03/webfacebook-1976.html より引用

上記の言葉、Facebookユーザ、ソーシャルネットワークを専門に仕事をしている人には重いものではないかと感じます。

ITmediaの佐藤さんが「カバー職人が必要? Facebookページのタイムライン化」を書かれていました。

タイムラインのカバーは企業にとって、自社をアピールできる最も大事な場所。ちゃんとした会社はもう、ちゃんとしたデザイナーさんに頼んでいろいろ考えていることでしょう。
http://blogs.itmedia.co.jp/burstlog/2012/03/facebook-2d4f.html より引用

佐藤さんのおかげでオバマ米国大統領もタイムライン表示に切り替えられていたことに気が付きました。英語力が無いのでおそらくですが、オバマ現・大統領の政策がわかりやすいようにカバー写真でアピールしている様子です。

今まではwelcomeページをプロにお願いして作成。いいね! を押してもらえるように工夫するのが主流でしたが、今後はカバー写真が勝負のしどころに変わるだろうと感じています。

そしてオルタナブロガーの秋山さんによる【実践編】Facebookページの仕様変更で1ヶ月の間に対応すべき"7つ"のことを読んで、私もFacebookページのタイムライン化を決意。7カ条、ベーシックだけど大事なものばかりです。適宜、設定しなくてはと私見では思いました。

オルタナブロガーの高木さんもやる気でまくりのご様子

参考:【ヤル気が出まくり】ついにフェイスブックページがタイムライン仕様に:普通のおじさんとソーシャルメディア。

高木さんに煽られてか個人事業主の私も同じくやる気出まくり。確かに「コンテンツとか、キャラ次第で、真のコミュニケーションが図れる。(高木さん・談)」は同感です。

予算がない私でもFacebookページのタイムライン化がされることで、ウォールが年表と化す。年表化することで日頃の活動・情報発信でファンにアピールしやすくなります。

写真を多めに投稿すればヴィジュアルも美しくなりそうです。そして管理人のキャラを全面にだして積極的に情報発信しやすくなりそうな予感がします。

私もFacebookページを1つ持っているものですから、さっそくタイムライン機能に切り替えてカバー写真を追加いたしました。おしゃれなカバー写真を入れただけでFacebookページが垢抜けて見えます。

しかし、私にとって予想外の展開もありました。

ド素人でもアプリの活用でチャンス到来!? と思ったあの日

2012年2月29日からのFacebookページの仕様変更については「Facebookページのデザイン完全リニューアル -タイムラインの導入、使用法を解説する」にわかりやすく要点がまとめられています。こちらを踏まえた上でFacebookページを自分で作ってみて気がついたことをご説明したいと思います。

私は「片岡麻実のスカイプレッスン」というFacebookページがあります。もともとはループス・コミュニケーションズのFacebookの本を拝読して、大元隆志さんや斉藤徹さんのFacebookページに憧れたのが始まりです。

まずは素直に情報を入力。しかしデフォルトのままなので自分でFacebookページを作成しただけでは基本ページ(デフォルト)のデザイン面がいまいち......。

投稿に写真を入れたらおしゃれに見えるかも? と思い、まず3つ追加。ウォールがやや華やかに。

情報がないことにはファンに申し訳ないので「Skype」だけでなく「LINE」など無料通話アプリの話題も積極的に投稿。無料通話サービスに関心がある人たちが徐々にいいね! をおしてくださるようになりました。

そこで、Facebookアプリをいろいろ入れて「機能で勝負! 」路線を目指すことに。例えば「おちゃのこ」アプリを入れてネットショップ機能を追加。私のイラストが左にあるため、商品写真ではなくテイストが似るように同じデザイナーによるイラストを3つ並べました。

ハイベロシティ HivelocityのFacebookページ作成アプリは無料にもかかわらず多機能、見た目もおしゃれ。使い方も簡単で申し分なかったものですので、使用し始めました。

一番ありがたいアプリは「ようこそ」です。

  • welcomeページを自力で作成するのも、
  • ファンになった人となっていない人で画面を切り替えるのも

手間がかかるなと躊躇していました。

方法が書かれた本を購入しましたがすぐにFacebookの仕様が変わったので困ったな......と迷っていました。

しかし、アプリの利用と思いつきました。ハイベロシティ Hivelocityの「ようこそ」はインストールをすると、ブログを入力するような画面で文字や写真を記入すればwelcomeページが作成出来ました。

いいね! を押していない人と押した人用の2つの入力画面がありますので、ファンの人にだけサービスをすることも可能です。

微妙にしか違って見えないのですが、いいね! を押してくれたファンには「ファンには後日特典をなにかしようと思います。少々お待ち下さい。」とささやかな量の文章が追加されています。

本来ならば本を読みながら手間をかけてするであろう作業がアプリであっさりできました。私にとってはありがたい限りです。

また、ハイベロシティ Hivelocityのyoutubeアプリはファンからの評判が一番良かったです。Skypeのインストールやテレビ電話のような使い方が動画で一覧になっているので、初心者のかたには参考になるようです。

メインの動画が一番上にあり、一覧表も画面キャプチャと説明が3×3で並んでいるのでユーザがどこを見たらいいのかわかりやすいとのこと。アプリのおかげでデザインも良さ気になってきました。

Facebookページのタイムライン化にワクワク。でも......。

アプリの活用で私のFacebookページも前より良くなってきたぞと次々、機能を充実していた今日この頃に2月29日の衝撃です。4月から強制的にFacebookページがタイムライン化されるのですね......。ショックを受けましたがオルタナブロガーのみなさまの盛り上がりようを拝読して気持ちはワクワクへと陽転。

「新Facebookが意味するもの」に書いてありますがタイムラインで勝負!

あとは一番目に付くカバー写真が勝負です。PIXTAでスカイプもしくはSkypeレッスンらしい画像を検索し、丸一日悩んだ後にカバー写真を購入。

ログインすると美女のステキな笑顔が見えるしかけです。垣間見を演出しました。ヘッドマイクで通話している写真でSkypeレッスンがどんなものか人目で伝わるように心がけました。

カバー写真は元データが横幅2000ピクセルだったので、アップする際に適正だと思った「851 x 315ピクセル」に縮小リサイズしてカバー写真としてアップしました。

しかし、jpgの画像のためリサイズしたらモアレが目立ちました。モデルの女性の顔がにじんだような荒れたような表示に見えます。(=モアレ

モアレを強調したのが以下の再現写真です。

3d0ce4a9d3d86cf5d51faeeae3d3f4c6__2

せっかくの美女ですのにこれは残念です。うっかりしていました。そこで全体は無理でも顔の部分が綺麗に表示されればいいと考え、オリジナルの横幅2000ピクセルのままアップ。モアレなくキレイに表示できました。

これで納得が行くかと思ったのですが、せっかくアプリを利用して作ったさまざまなページが2個しか見えていません......。

youtubeの赤いアイコンの隣の「16」という数字の中にさまざまなアプリが隠れてしまいました。しかも、「ようこそ」(welcomeページ)を経由しないでタイムラインを見ることができます。なんということでしょう!

私の場合は情報発信がメインですのでアプリが隠れてしまっても影響はあまりありません。最も観て欲しい「youtube」や「ようこそ」が常に表示されれば他のアプリのページはウォールに時々、リンクを投稿すれば事が足ります。

しかし、welcomeページやアプリを利用して商売をしている人には大変なことではないかと青ざめました。

タイムラインの投稿は1つだけ「常に一番上にに表示」することが可能なので、「はじめてこのページをご覧になった方へ」という内容でサイトマップみたいにアプリで作ったページを常に一番上に表示させることで私の場合は対応可能な気持ちがします。

しかし、それではダメな商売の方もいらっしゃるかもしれません。さぁ!facebookページをタイムライン化しよっ...とその前に(注意点とNG行為)を拝読して気がついたのですが、カバー画像にいいね!ボタンを押して欲しいとか宣伝、価格、連絡先の書き込みは規約違反とのこと。

ユーザはFacebookに場を借りているので突然の仕様変更でも文句は言えません。しかし、Facebookページ関連でビジネスをしている人はどうなってしまうのか。お金を支払って凝ったFacebookページを作成した人は無駄な出費になってしまうのか。

タイムラインとカバー画像の導入により素人にも気軽にお洒落なFacebookページが作成できるようになりました。

そして今回のFacebookページのタイムライン化=売り込みメインではなく人と人とのつながりのため、そして情報発信のクオリティ重視を改めて意思表示したように見受けられます。 実際はどうなのでしょうか。Facebookページが今後、どうなっていくのか注視したいと思います。

↓2012年11月から以下のメイン画像に変えました。FBCoverArtというアプリですぐに適切なサイズで作成できました。(2013.10.3 21:08 追記)

20121110t211527_22

参考: FBCoverArt - Facebook Timeline Cover Photo Designer 1.4.4(無料)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ソーシャルネットワーキング
販売元: NIftyBytes - Scientific Toolworks, Inc.(サイズ: 11.6 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

参考文献

ループス・コミュニケーションズ 三橋 ゆか里 玉置 沙由里 野本 纏花『ひとつ上のFacebookマネジメント術 ~ 情報収集 ・ 人脈づくり ・ セルフブランディングに Facebook を活用しよう (デジタル仕事術)』

4774145653
※上記書籍のリンクURLはAmazonアソシエイトのリンクを使用しています。


編集履歴:2012.12.3人1:13 題名を「【作ってみました】Facebookページのタイムライン化でド素人にもおしゃれサイトが作成可能に。これってピンチ? それともビシネスチャンス到来か!? 」から「Facebookページのタイムライン化はビシネスにどんな影響を与えるのか」に変えました。2013.1.23 16:34 画像の部分を入れ替え、ページのiframeを追加。それに伴い一部、改稿しました。2013.5.23 23:25 アプリ情報と写真を追加しました。

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